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第90回アカデミー賞で脚色賞を受賞!17歳の少年と24歳の青年が避暑地で恋に落ちる『君の名前で僕を呼んで』いよいよ公開!

2018年4月26日

(C)Frenesy, La Cinefacture

 

1980年代の北イタリアの避暑地を舞台に、17歳と24歳の青年ふたりの生涯忘れられない恋を描く『君の名前で僕を呼んで』が関西の劇場含め全国で4月27日(金)より公開される。

 

本作は、アンドレ・アシマンの同名小説を原作に「日の名残り」「眺めのいい部屋」の名匠ジェームズ・アイボリーが脚本を執筆、「胸騒ぎのシチリア」などで知られるルカ・グァダニーノ監督がメガホンをとった。第90回アカデミー賞で作品賞ほか4部門にノミネートされ、アイボリーが脚色賞を受賞した。「インターステラー」「レディ・バード」のティモシー・シャラメットと「コードネーム U.N.C.L.E.」「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマーが主人公カップル役で共演。

 

映画『君の名前で僕を呼んで』は、1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の情熱的な恋の行方を美しい風景とともに描いたラブストーリー。1983年、夏。家族に連れられて北イタリアの避暑地にやって来た17歳のエリオは、大学教授の父が招いた24歳の大学院生オリヴァーと出会う。一緒に泳いだり、自転車で街を散策したり、本を読んだり音楽を聴いたりして過ごすうちに、エリオはオリヴァーに特別な思いを抱くようになっていく。ふたりはやがて激しい恋に落ちるが、夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づいてきて……

 

映画『君の名前で僕を呼んで』は、4月27日(金)より全国公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ、なんばのTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸や、西宮市のTOHOシネマズ西宮OSで公開。

作品冒頭から感じるのは、何よりも映像が綺麗である。こんなにも夏の訪れを鮮やかに描いた作品が近年あったであろうか。これはデジタルで観るよりもフィルムで鑑賞したいと熱望した。かけがえのないひと夏の経験が鮮やかな思い出に残すためには、この類まれなる映しい映像は必須だと感じる。

17歳の少年にとって、24歳の青年は明らかに大人だ。自分にないものをもっている人間に対しては反発心を抱きながらも、その感情が変化していると気づいた時、次第に惹かれ合っていく。2人が共に過ごせる時間は限られていると知っていながらも、ひと夏の出来事がどれほど影響を与えていくだろう。青春時代に訪れる一つの出来事が生涯忘れられなくなる切なさと痛さを印象的に描いた一作だ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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