【プレゼント有】人間社会に良く似た世界で動物たちが繰り広げるスリリングな冒険と心温まる友情を描く『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』がいよいよ劇場公開!
(C)Marc Brenner
人間社会の風刺を動物たちのファンタジー物語で綴るケネス・グレーアムの児童文学がブロードウェイミュージカル化され、ロンドン・パラディウムでの公演を特別に撮影した『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』が7月8日(金)より全国の劇場で公開される。
『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』は、イギリスの作家ケネス・グレーアムの名作児童文学をミュージカル化し、ロンドン・パラディウムで上演された大ヒット舞台をスクリーン上映。破天荒なカエルのミスター・トードの屋敷に、イタチの親分チーフ・ウィーズルとギャングたちが襲いかかる。ミスター・トードはしっかり者のネズミのラッティーや心優しいモグラのモールら個性豊かな仲間たちとともに危機に立ち向かうが…
本作では、ドラマ「ダウントン・アビー」のジュリアン・フェローズが脚本、ミュージカル舞台「メリー・ポピンズ」のジョージ・スタイルズ(作曲)&アンソニー・ドリュー(作詞)が楽曲を手がけた。ニューヨーク・ブロードウェイの舞台を中心に数々の傑作を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作である。
今回、本作の公開を記念して、プレスシート(マスコミ向け非売品)を3名様にプレゼント。御希望の方は以下の問い合わせフォームに住所・氏名を記入の上、応募願います(応募〆切は7月15日(金))。記入いただいた情報は、今回のプレゼント送付以外の目的には一切使用せず、抽選後は速やかに廃棄いたします。当選者の発表は、プレゼントの発送をもってかえさせて頂きます。
(C)Marc Brenner
『ザ・ウィローズ The Wind in the Willows』は、7月8日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際で公開。
舞台『メリー・ポピンズ』を手掛けた脚本家のジュリアン・フェローズと音楽家のジョージ・スタイルズ(作曲)とアンソニー・ドリュー(作詞)が制作に関わった本作。先月、大阪でも上演されており、今作に通ずる空気感が流れていた。ピンチを乗り越えていく物語としては共通している箇所があるが、本作では、より一層の破天荒なキャラクターが登場していく。各々のキャラクターはあくまでは動物ではあるが、人間味溢れる様々な特徴を反映している。突飛な性格をフィーチャーさせた演出が行われているが、その裏にある弱点を覆い隠しているようでもあった。だからこそ、ピンチを迎えると、メッキがボロボロと剝がれていき、助けを求めるしかない。憎たらしいけど、どことなく愛されキャラにもなってしまう…という主人公のキャラクター造形が際立っていた。そんな作品の中に、友情と家族の大切さ、故郷への想い、傲慢と偏見を改める気持ちといった事柄が含まれており、児童文学として秀逸であることが伝わってくる。映画館の中で”ブロードウェイ”を感じながら、人生の豊かさに通ずる作品を大いに堪能してみるのも一考だ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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