バスター・ムーンが世界で誰も見たことがないようなスペクタルなショーをやり遂げるため仲間を率いて奮闘していく『SING/シング:ネクストステージ』がいよいよ劇場公開!
(C)2021 Universal Studios. All Rights Reserved.
引退状態にある伝説のロック歌手、クレイ・キャロウェイを自分たちのショーに出演させようと奮闘する、バスターたちの活躍を描く『SING/シング:ネクストステージ』が3月18日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『SING/シング:ネクストステージ』…
コアラのバスター・ムーンが再建に成功した「ニュー・ムーン・シアター」は地元で人気となり、連日満席の活気にあふれていた。しかし、バスターには、世界的なエンタテインメントの中心地レッド・ショア・シティにあるクリスタル・タワー・シアターで新しいショーを披露するという、さらなる夢があった。そのためには、クリスタル・エンターテインメント社の冷酷な経営者ジミーのオーディションに通過しなければならない。どうすればジミーの気を引くことができるか考えたバスターと仲間たちは、伝説のロック歌手で、今は隠遁生活を送っているクレイ・キャロウェイを自分たちのショーに出演させることを思いつくが…
本作は、『ミニオンズ』のイルミネーション・エンターテインメントが手がけ、誰もが知る名曲やヒットソングを満載して描いたミュージカルコメディアニメ『SING/シング』の続編。声優にはマシュー・マコノヒー、スカーレット・ヨハンソン、タロン・エガートン、リース・ウィザースプーンら前作同様の豪華キャストが集い、伝説のロック歌手、ライオンのクレイ役はU2のボノが務めた。日本語吹き替え版もバスター役の内村光良さんをはじめ、坂本真綾さん、斎藤司さん、MISIAさん、長澤まさみさん、大橋卓弥さん、大地真央さん、田中真弓さんと変わらず、クレイ役でB’zの稲葉浩志さんが声優初挑戦した。
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映画『SING/シング:ネクストステージ』は、3月18日(金)より全国の劇場で公開。
イルミネーション作品の中でも屈指の傑作『SING/シング』の続編が遂に来た!前作は、動物たちの成長と再生の物語であったが、今作は彼らの夢の続きをとことん描く。序盤は荒唐無稽かのように思えた脚本も、イルミネーション作品だからこそ成り立つ大胆さや、キャラクター達の関係性が、中盤につれて愛おしく思えてくる。昨今ありがちな、過剰なまでの多方面への配慮の煩わしさを忘れさせてくれる作品でもあるので、良い意味で子供向け作品を徹底しており、童心に帰った気持ちになれてしまう。
前作からの5年という月日が流れていった中で、我々の人間社会での音楽の流行も、目まぐるしく変化している。現実での楽曲人気の変化を映画本編にも取り入れており、最新曲もふんだんに盛り込んだ内容となっている、まさに『SING/シング』アップデート版。また、本作は、音だけでなく、映像面も息をのむほど美しい。HDRを意識したであろう色味の部分で演出があり、背景の作り込みが、とにかく凄い。前作ではなかったドルビービジョンで本国は制作もされているので、ドルビーシネマ上映での鑑賞が理想だが、国内での上映がなければ、映像面に少しでも拘っている映画館で観るのがおすすめである。
fromねむひら
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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