フラガールを取り巻く人々の絆を描く青春アニメーション『フラ・フラダンス』がいよいよ劇場公開！
（C）BNP, FUJITV/おしゃれサロンなつなぎ
実在のスパリゾート“ハワイアンズ”のダンシングチーム、“フラガール”を仕事に選んだ新人ダンサーたちの成長を青春群像劇として描く『フラ・フラダンス』が１２月３日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『フラ・フラダンス』は、福島県いわき市に実在するリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」を舞台に、通称「フラガール」と呼ばれるダンサーになることを決めた主人公の夏凪日羽の成長と、周囲の人々との絆を描いたオリジナル劇場アニメーション。福島県いわき市に暮らす高校生の夏凪日羽は、卒業後の進路に迷っていたが、「東北のハワイ」こと「スパリゾートハワイアンズ」のポスターを見て、フラダンスショーで踊るダンサー＝フラガールの採用試験に衝動的に応募する。未経験ながらも採用となった日羽は、鎌倉環奈、滝川蘭子、オハナ・カアイフエ、白沢しおんという個性的な同期たちとともにフラガールへの道を歩み出すが、なかなか足並みがそろわず、初めてのステージは大失敗。周囲からも「史上最も残念な新人たち」と呼ばれてしまう。落ち込む日羽たちだったが、良いことも悪いことも分かち合いながら、次第に絆を深めていく。
本作では、子役時代から俳優・歌手・声優と幅広く活躍する福原遥さんが主人公の夏凪日羽を演じ、同期のフラガール役で美山加恋さん、富田望生さん、前田佳織里さん、陶山恵実里さんが共演。そのほかの声の出演にディーン・フジオカさん、山田裕貴さん。『鋼の錬金術師』『機動戦士ガンダム00』の水島精二さんが総監督、『劇場版アイカツスターズ！』の綿田慎也さんが監督、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の吉田玲子さんが脚本を担当。
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映画『フラ・フラダンス』は、１２月３日（金）より全国の劇場で公開。
新社会人の活力になりそうな、エネルギー溢れる成長物語。被災地応援プロジェクト作品としても、作品のいたるところにメッセージや震災を乗り越えた力強さが込められている。本来の公開日であった初夏からの延期で、夏らしさが損なわれていないかと危惧していたが、本作はどちらかと云えば冬を売りにしているシーンが多く見受けられたので一先ず安心。
声優陣は『アイの歌声を聴かせて』で、マルチな才能を発揮した福原遥さんを筆頭に、俳優、声優と幅広いキャスティングで注目の若手を起用している点も好印象。『ウマ娘』のナイスネイチャ役で大人気の前田佳織里さんは、オハナ・カアイフエというハワイ出身の特徴的なキャラを演じており、一度観たら絶妙にクセになる彼女の力は本作でも健在。
また、『劇場版アイカツスターズ！』チームの制作陣によるモーションキャプチャーを駆使したＣＧアニメーションは、実際のフラダンサーによる動きを取り入れていることもあり、アニメだからこそできる演出と存分にマッチしている。特に最後のフラダンスでの奇抜なアイデアは、制作陣の十八番でもあり、思わず笑みが溢れてしまうほど良い挑戦で印象深く観終えられた。
fromねむひら
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- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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