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大阪の優しさに甘えずに、ほろ苦い経験と共に一緒に頑張っていければ…TOHOシネマズ セブンパーク天美にラランドを迎えプレミアムイベント開催!

2021年11月13日

男性版“モナ・リザ”とも称され、レオナルド・ダ・ヴィンチの最後の傑作とされている“サルバトール・ムンディ”を巡るドキュメンタリー『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』が11月26日(金)より公開。今回、11月17日(水)に開業するにラランドのサーヤさんとニシダさんを迎え、オープン記念プレミアムイベントが11月13日(土)に開催された。

 

映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は、レオナルド・ダ・ビンチの最後の傑作とされる絵画「サルバトール・ムンディ」が史上最高額の510億円で落札された2017年の出来事をもとに、アート界の闇を暴いたドキュメンタリー。ある美術商が名もなき競売会社のカタログから13万円で落札した1枚の絵。彼らはロンドンのナショナル・ギャラリーに接触し、その絵は専門家の鑑定を経てダ・ビンチの作品として展示される。お墨付きを得たこの絵に、投資目的の大財閥や手数料を騙し取ろうとする仲介人、大衆を利用して絵の価値を釣り上げるマーケティングマンと利用されるハリウッドスター、国際政治での暗躍が噂される某国の王子など、それぞれ思惑を抱えた人々が世界中から集まってくる。その一方で、「ダ・ビンチの弟子による作品だ」と断言する権威も出現。そしてついに510億円の出所が明かされるが、それはルーブル美術館を巻き込んだ新たな謎の始まりだった。今なお謎が深まるばかりのこの絵画にまつわる疑問をひも解いていくと共に、知られざるアート界のからくりや闇の金銭取引の実態を生々しく描き出す。

 

事務所に所属せず長年フリーとして活動してきたラランド。今年3月に個人芸能事務所「レモンジャム」設立した。サーヤさんは「タクシーで思いついた言葉をそのままバーっと」と話しながらも「いろんなアドバイスを頂いて、最後に全部無視して、レモンジャムにしました」と明かし「社長は私で、副社長がマネージャーで、平社員がニシダ」と説明。本格的なPRイベントへの登壇は今回が初めてとなり、サーヤさんは「売れてるぅ?もしかして売れかけてるぅ?」と疑う素振りを見せていく。

 

大阪に対して、ニシダさんは「街を歩いていると、距離の詰め方が東京よりも早いなぁ。”おぅ、ニシダ、ニシダ!見たよ!”と言ってくれる」と驚き、サーヤさんが「東京は静かなんですよ。大阪の人はあたたかいですね」とフォローしながらも「友達感覚で。道頓堀で腕掴まれてましたからね。”おぅ、ニシダ!”って。知り合いじゃなかったですね」と冷静だ。

 

イベント会場となったTOHOシネマズ セブンパーク天美のプレミアムシアターは、プレミアムラージフォーマットとプレミアムサウンドとプレミアムシートを備えている。サーヤさんは、プレミアムシートに座っているお客さんの様子を伺い「ホントだ、グリーン車じゃん!」と驚き「新車の匂いがする」と興奮。すかさずニシダさんが「新しい建物の匂い」とフォロー。改めてサーヤさんは「全体的に大きいですよね。ゆったりしていて」と言及した。

 

『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』について、2人は事前に鑑賞済。サーヤさんがニシダさんに感想を聞き「オチから喋り出した」とツッコミを入れ、ニシダさんは「天然で、ずっとオチを喋っていました」と返すしかない。本作は、ドキュメンタリー作品であるがフィクションのような展開になっており「サスペンスのようなリアリティがあっておもしろかったですね」と伝えると、サーヤさんは「こんな状況になるの?信じられないようなシーンが出てきますよね」と重ねていく。今作で取り上げられる絵画「サルバトール・ムンディ」は、元々は美術商が13万円で購入し、様々な人物が関わり続けて最終的に美術取引史上最高額510億円になった作品。ニシダさんは「筋書があるぐらいちゃんとした映画」と述べると、サーヤさんは「途中で出てくる各国の有識者はキャラクターに出来そうだなぁと思っていますね。渋いネタになると思います」と芸人ならではのコメント。ニシダさんは「アートに関わるお金。どうやって値段が決まるのか、あまり知らない。良い絵だから高く売れているんだと思っていたけど、こういう裏側こういう風に値段が上がっていった結果こうなっているんだ。リアルに当事者の方が出てきて周囲の人達が登場して証言している」と感心。サーヤさんは「スーツ着た人はお金が絡んでいるんだ、って思った方がいいですよね。真面目にアートに向き合っているんではなく、ビジネスが渦巻いているんだな、と分かりました。疑ってかかった方がいい」と指摘した。なお、中学・高校の6年間は美術部に所属しており「油絵にも挑戦していました。水彩画や立体の作品も作っていました」と明かしたうえで、レオナルド・ダ・ビンチについて「私から見て、ダビンチ、絵ウマ!皆思うけどね」と言わざるを得ない。さらに「描いている人物画にオーラが出ている。同じ人物を書いても、その人の哀愁やバックグラウンドが見えるような雰囲気を出せる画家さんなのかな。モナリザの微妙な微笑み方や細かいタッチが凄いな」と冷静に述べた。

 

また、今回、関西地区のTOHOシネマズにヨーロッパNo.1カフェブランドである「COSTA COFFEE」が導入されることを記念し、2人も試飲してみることに。サーヤさんはブラック、ニシダさんはフラットホワイトを選んだが、サーヤさんは「おいしいですね。香りが高いですね。ウマッ!豆のコクが凄い。エグみがなくて飲みやすいんですよ」とお気に入り。ニシダさんは「美味しいです~」とニンマリし、さらに蓋を外して「香りが良いですよね」と満足げだ。サーヤさんは「普段からブラック。ボトルタイプのサイズが丁度良い。荷物が多いので、ちょうどよいサイズ感。デザインも可愛いし、入れやすいので、持ち歩いています」と普段からCOSTA COFFEEを愛飲している。ニシダさんは「コーヒーはけっこう飲みますね。白いパーカーをずっと着ているんですけど、わりとずっとコーヒーでシミが出来ていますね」と告白した。サーヤさんが「半年前のシミがずっと付いていますね」とツッコミを入れると、ニシダさんは「わりとずっとコーヒーの良い香りが」と前面に押し出す。サーヤさんは「今まで映画と云えば、ポップコーンと炭酸飲料だという固定観念があった。今回、映画を観ながらコーヒーを飲んでみて。集中したいタイプやじっくり観たいタイプの映画はコーヒーが合っているな」と映画館とのコーヒーの相性について言及すると、ニシダさんは「『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』はコーヒーが一番合う」と添えていく。さらに、サーヤさんは「映画館のポップコーンはコーヒーの方が合いますよね。マリアージュ的なことを考えたら、意外と盲点だったな」とハッとしていた。

 

ここで、サーヤさんは、持ち前の芸風を活かし「我々は今年の3月、事務所設立と共に、大阪に行きます、と宣言させたもらいました。週の半分程度は大阪に来ているんですよ、大坂の仕事が多くてお邪魔させてもらっています。やっと来たんですね、COSTAも。ふ~ん、いいなって思ったんだ」と上から目線で話す。すかさずニシダさんは「外国では50年やっているのよ。今、先輩みたいな感じで云っているけれど。イタリア人の兄弟が50年前に始めた大先輩なのよ、本当は」とフォロー。ペースを止めず、サーヤさんは「COSTAに言うこと。逆にこっちが大阪に寄せ過ぎると良くないぞ。寄せて寄せては大阪人は求めていないと思う。大阪に寄せ過ぎるのは、東京から来た奴はやらなくていい。むしろ東京のスタイルで挑んでみて、大阪の人がどう評価して下さるのか、しっかりやった方がいいと思う。こっちが先に道作っとくから、堂々と歩いたらいいわ」と謎の立場を保持していく。さらに「うちらも大阪の仕事が増えましたけども、全然違いますからね、東京と」と明かしながら、TOHOシネマズに対しても「スクリーンが大きいだの、音響が整っていて、様々なスペックが高いから、大丈夫だろって慢心してるでしょ、どうせ。そんな魅力は皆忘れちゃうわけだから、そこに慢心せずにもっとガンガン良い技術作ってこうよ」と促した。

 

最後に、サーヤさんは「大阪の方は、お笑いもですけど、厳しい目で見てくるという噂が多かった。実際に進出してきてみたら、厳しいというより、本当におもしろいものを見て育てられた方が多いからだった。でも優しい人が多いなと思ったので。とはいえ大阪の優しさに甘えずに」と身を引き締め、コーヒーにかけながら「ほろ苦い思いもしてもらって、一緒に頑張っていければと思います」と伝えていく。ニシダさんは「天美に3つ揃っているということ自体が奇跡だなぁと思っています。そこで我々が来れたということで、本当に大変嬉しく思っております」とかんげきしながら、「コーヒー挽かずに豆齧って水飲む」コーヒーに絡めたギャグを披露しイベントを締め括った。

 

は2021年11月17日(水)に大阪府松原市にオープン。映画『ダ・ヴィンチは誰に微笑む』は、11月26日(金)よりTOHOシネマズ セブンパーク天美をはじめ全国の劇場で公開。

 

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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