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結婚式の披露宴と二次会の間の時間を持て余しながら昔の記憶に思いを馳せる『くれなずめ』がいよいよ劇場公開!

2021年5月11日

(C)2020「」製作委員会

 

友人の結婚式で集まった6人のアラサー男子たちが、披露宴と2次会の間にできた時間の中で起こす騒動を描き出す『くれなずめ』が5月12日(水)より全国の劇場で公開される。

 

映画『くれなずめ』は、松居大悟監督が自身の体験を基に描いたオリジナルの舞台劇を映画化。高校時代に帰宅部でつるんでいた6人の仲間たちが、友人の結婚披露宴で余興をするため5年ぶりに集まった。恥ずかしい余興を披露した後、彼らは披露宴と二次会の間の妙に長い時間を持て余しながら、高校時代の思い出を振り返る。自分たちは今も友だちで、これからもずっとその関係は変わらないと信じる彼らだったが…

 

本作では、6人の仲間のうち、主人公の吉尾和希を成田凌さん、舞台演出家として活躍する藤田欽一を高良健吾さん、欽一の劇団に所属する舞台俳優の明石哲也を若葉竜也さん、後輩で唯一の家庭持ちであるサラリーマンの曽川拓を浜野謙太さん、同じく後輩で会社員の田島大成を藤原季節さん、地元のネジ工場で働く水島勇作を目次立樹さんがそれぞれ演じる。

 

(C)2020「くれなずめ」製作委員会

 

映画『くれなずめ』は、5月12日(水)より全国の劇場で公開。関西では、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸等で公開。また、大阪・梅田のテアトル梅田と難波のなんばパークスシネマ等でも近日公開。

結婚式の披露宴と二次会の間にある黄昏時、ちょっとした移動と休憩時間となるものだ。5年ぶりに会う彼等なら、学生時代に思いを馳せるには最適の時間だ。だが、彼等は披露宴の余興がダダ滑りしてしまい、憂鬱な時間となってしまう。二次会に向かうのは億劫でしかない。さらには、もっと憂鬱となる要因があるようだ。とある出来事をきっかけにして、過去から逃げることは出来なくなってしまった。過去と対峙して改めて前を向いて歩いていくための物語が本作には綴られている。

 

なお、本作を観ていると、遅れてやって来た青春を謳歌する物語だと思っていたら、いつしかファンタジーを観ているかのような気分となり、さらにはSFを見せつけられてしまった…一体、何を見せられているんだと考えてしまう。なのに、最終的にはエモーショナルな要素しか残っていなかった。松居大悟監督が主宰する劇団ゴジゲンの同名舞台作品を映画化した今作は、見事に映画的な拡がりへと昇華しており、何でもありの映画を体現しながら、監督作品ならではの胸にグッとくる作品に仕上がっている。まさに松居大悟監督作品の真骨頂だと断言したい!

 

タイトルの『くれなずめ』は、日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態を表す「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした造語。形容し難く、なんとも言えない愛おしい気持ちと時間が本作には込められていた。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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