『一度も撃ってません』が日本映画監督賞・主演男優賞・脚本賞の３冠！おおさかシネマフェスティバル2021！ベストテン・受賞結果発表！

2021年2月12日

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©︎2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ

大阪の映画ファンのための映画祭「おおさかシネマフェスティバル」が、２０２０年に関西で公開された作品からベストテン・受賞結果を発表した。

「おおさかシネマフェスティバル」は、１９７６年に大阪・中之島の関電ホールで「第１回映画ファンのための映画まつり」としてスタート。関西在住の映画ファンが選ぶ前年度の邦・洋画ベストテンと個人賞を表彰するイベントで、受賞者の映画人と映画ファンが、大阪でスキンシップを図る映画祭として多くのファンに愛され、親しまれてきた。第２５回（２０００年）で「映画まつり」の灯は一度消えたが、２００６年に「おおさかシネマフェスティバル」として復活し毎年開催している。選考対象となる映画は、大阪で２０１９年１２月１６日（月）から２０２０年１２月３１日（木）までに公開された作品。年間２００本以上の映画を鑑賞した関西の映画ファンによる投票を基に、選考会を開き「ベストテン」と「個人賞」を決定した。

大阪の映画祭ならではの受賞結果として、大阪出身の阪本順治監督による『一度も撃ってません』が日本映画監督賞・主演男優賞・脚本賞の３冠。また、関西が舞台となった『罪の声』が日本映画作品賞を受賞。さらに、今後を期待される、大阪・関西拠点に映画制作活動する若い層を激励する賞であるワイルドバンチ賞は２０１９年各国の映画祭で絶賛され数々の賞を受賞した『ひとくず』が受賞した。

２０２０年度の作品賞ベストテンと個人賞は以下の通り。

日本映画作品賞ベストテン
１位『罪の声』
２位『スパイの妻＜劇場版＞』
３位『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』
４位『アンダードッグ』
５位『37セカンズ』
６位『朝が来る』
７位『浅田家！』
７位『一度も撃ってません』
９位『本気のしるし劇場版』
１０位『ミッドナイトスワン』

主演男優賞　石橋蓮司さん（『一度も撃ってません』）
主演女優賞　松本穂香さん（『みをつくし料理帖』『君が世界のはじまり』）
助演男優賞　宇野祥平さん（『罪の声』）
助演女優賞　柳ゆり菜さん（『無頼』）
新人男優賞　細川岳さん（『佐々木、イン、マイマイン』）
新人女優賞　井頭愛海さん（『鬼ガール！！』）、服部樹咲さん（『ミッドナイトスワン』）
監督賞　　　阪本順治さん（『一度も撃ってません』）
脚本賞　　　丸山昇一さん（『一度も撃ってません』）
撮影賞　　　河瀨直美さん、月永雄大さん、榊原直記さん（『朝が来る』）
音楽賞　　　長岡亮介さん（『スパイの妻〈劇場版〉』）
新人監督賞　ＨＩＫＡＲＩさん（『３７セカンズ』）
ワイルドバンチ賞『ひとくず』
特別功労賞　大林宣彦さん、渡哲也さん

外国映画作品賞ベストテン
１位『パラサイト半地下の家族』
２位『異端の鳥』
３位『ＴＥＮＥＴテネット』
４位『ジョジョ・ラビット』
５位『燃ゆる女の肖像』
６位『ストーリー・オブ・マイライフ／わたしの若草物語』
７位『フォードvsフェラーリ』
７位『はちどり』
９位『1917 命をかけた伝令』
１０位『ハッピー・オールド・イヤー』
１０位『リチャード・ジュエル』

監督賞　　　ヴァーツラフ・マルホウル（『異端の鳥』）
主演男優賞　ソン・ガンホ（『パラサイト半地下の家族』）
主演女優賞　ダコタ・ジョンソン（『ネクスト・ドリーム』）
助演男優賞　サム・ロックウエル（『リチャード・ジュエル』）
助演女優賞　フローレンス・ピュー（『ストーリー・オブ・マイライフ』）

なお、３月７日（日）に予定しておりました大阪・堂島のホテルエルセラーン大阪で行う表彰式＆記念上映会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の緊急事態宣言中であり、状況を鑑み開催を中止することになりました。

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