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なぜ彼女は父を殺した?公認心理士が殺人者の心理に迫る『ファーストラヴ』がいよいよ劇場公開!

2021年2月7日

(C)2021「」製作委員会

 

父親を殺害した女子大生と、その動機や真相に迫ろうとする公認心理士の姿を描き出す『ファーストラヴ』が2月11日(木)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ファーストラヴ』は、公認心理師を主人公にしたサスペンス。父親を殺害した容疑で女子大生の聖山環菜が逮捕された。彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、事件を取材する公認心理師の真壁由紀は、夫で我聞の弟でもある弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるが、二転三転する環菜の供述に翻弄されていた。真実が歪められる中、由紀はどこか過去の自分と似た何かを感じ始めていた。由紀の過去を知る迦葉の存在、そして環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになる。

 

本作は、第159回直木賞を受賞した島本理生さんのサスペンス小説を堤幸彦監督のメガホンで映画化。由紀役を北川景子さんが演じるほか、迦葉役を中村倫也さん、環菜役を芳根京子さん、我聞役を窪塚洋介さんがそれぞれ演じる。

 

 

(C)2021「ファーストラヴ」製作委員会

 

映画『ファーストラヴ』は、2月11日(木)より全国の劇場で公開。

「動機はそちらで見つけてください」…心身共に疲労困憊となった容疑者から事件の真相を聞き出すことは困難を極める。ならば、公認心理師の視点から、真摯に容疑者と対峙するという設定は興味深い。とはいえ、容疑者の発言は二転三転。真実を見極めるための糸口を探すのも難しい。主人公である由紀の視点は観客とも重なっていくように描かれており、共に容疑者の環菜を見つめているような心境にもなってしまう。このストーリーテリングは実に秀逸である。

 

今作で注目したいのは、窪塚洋介さん。これまでは、アクティブでトリッキーな役を演じることが多い印象がある。本作では、静の演技に徹していた。由紀の夫役として、真摯に妻を支える役である。どこかで内に秘めた感情を爆発させるシーンがあるかと期待してしまうが、一切ない。過去のキャリアを以て新たな道を切り開く選択もあるだろう。事件にも直接関わらない立場であり、余白が大いにある役を見事に演じきっている。

 

そして『ファーストラヴ』というタイトル。『ナラタージュ』『Red』と執筆した小説が映画化された島本理生さんならではのサスペンス小説にして、恋愛要素が重要な事件のカギとなっている。緻密な脚本が組まれている上で、芳根京子さんが見事なまでに容疑者の環菜を演じきっており、サスペンス・ミステリー作品として最後まで存分に楽しめる作品だ。

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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