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さよなら我が家、絵本作家ジュディス・カーの半生を基に少女の亡命描く『ヒトラーに盗られたうさぎ』が関西の劇場でもいよいよ公開!

2020年12月3日

(C)2019SOMMERHAUS FLIMPRODAKTION GMBH/LA SIALA ENTERTAINMENT GMBH / NEXTFILM FILMPRODAKTION GMBH&CO.KG/WARNER BROS.ENTERTAINMENT GMBH

 

ヒトラーの台頭によってナチスが政権を握る直前、迫害を逃れるために母国ドイツを後にした少女の亡命生活を、貧困や差別、家族の絆といったテーマとともに描き出す『ヒトラーに盗られたうさぎ』が、12月4日(金)より関西の劇場でも公開される。

 

映画『ヒトラーに盗られたうさぎ』は、2019年5月に95歳で死去した世界的な絵本作家、ジュディス・カーの自伝的小説を映画化。1933年2月、ベルリンで両親や兄と暮らす9歳のアンナは、ある朝突然、「家族でスイスに逃げる」と母から告げられる。新聞やラジオでヒトラーへの痛烈な批判を展開していた演劇批評家でユダヤ人でもある父は、次の選挙でのヒトラーの勝利が現実味を帯びてきたことに身の危険を感じ、密かに亡命の準備を進めていたのだ。持ち物は1つだけと言われたアンナは大好きなピンクのうさぎのぬいぐるみに別れを告げ、過酷な逃亡生活へと踏み出していく。

 

本作は、ドイツの絵本作家ジュディス・カーが少女時代の体験を基につづった自伝的小説『ヒトラーにぬすまれたももいろうさぎ』を、『名もなきアフリカの地で』のカロリーヌ・リンク監督が映画化。アンナの父を『帰ってきたヒトラー』のオリバー・マスッチ、母を『ブレードランナー 2049』のカーラ・ジュリ、心優しいユリウスおじさんを『お名前はアドルフ?』のユストゥス・フォン・ドーナニーが演じた。

 

(C)2019SOMMERHAUS FLIMPRODAKTION GMBH/LA SIALA ENTERTAINMENT GMBH / NEXTFILM FILMPRODAKTION GMBH&CO.KG/WARNER BROS.ENTERTAINMENT GMBH

 

映画『ヒトラーに盗られたうさぎ』は、関西では12月4日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、12月11日(金)より京都・烏丸の京都シネマと神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

ナチス・ドイツ時代のユダヤ人家族を描いた作品でありながら、決して残虐な迫害シーンが描かれる作品ではない。彼等はどうにか逃避行することができた。しかし、いつどこで密告されるか分からない状況でもある。逃避行しなければならない状況下に置かれたことが何よりも残酷であった。だが、彼等が安心して衣食住ある生活を求めていく希望を描いた物語でもある。

 

逃避行した先の国で子供達は親友を見つけていく。幼い頃に誰しもが経験する苦く淡い体験もする。生まれ育った土地が違っても変わらない歩みがあった。されど、国によっては言語が通じないことで幾らでも苦労を重ねていく。しかし、自らの得意分野を見出すことで光が射し、苦手分野も克服していける。その中で才能を磨いていくことが出来た。大人の場合でも同じだ。自身の創造物に声をかけてくれる人達がきっといると信じて活動をやめない。暗雲がたちこめていく時代の中で希望を見出して光が射していく物語は、現代においても重要な作品である、と教えてくれた。

 

 

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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