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誰もがうらやむ家族に見えるが…それぞれの“望み”が交錯していく『望み』がいよいよ劇場公開!

2020年10月7日

(C)2020 「」製作委員会

 

裕福な建築家一家の理想的な家族の日常が一変する事件が起き、各々の思いが交錯していく様を描く『望み』が、10月9日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『望み』は、幸せだった家族の日常が一変する様子を描くサスペンスドラマ。一級建築士の石川一登と校正者の妻である貴代美は、高校生の息子である規士や中学生の娘である雅とともに、スタイリッシュな高級邸宅で平和に暮らしていた。規士は怪我でサッカー部を辞めて以来、遊び仲間が増え無断外泊することが多くなっていた。ある日、規士が家を出たきり帰ってこなくなり、連絡すら途絶えてしまう。やがて、規士の同級生が殺害されたニュースが流れる。警察によると、規士が事件に関与している可能性が高いという。行方不明となっているのは3人で、そのうち犯人と見られる逃走中の少年は2人。規士が犯人なのか被害者なのかわからない中、犯人であっても息子に生きていてほしい貴代美と、被害者であっても彼の無実を信じたい一登だったが…

本作では、堤幸彦監督と堤真一さんが初タッグを組み、雫井脩介のベストセラー小説を映画化。貴代美役に『マチネの終わりに』の石田ゆり子さん、岡田健史さんが長男の規士、清原果耶さんが長女の雅をそれぞれ演じた。なお、『八日目の蝉』の奥寺佐渡子さんが脚本を手がけている。

 

(C)2020 「望み」製作委員会

 

映画『望み』は、10月9日(金)より全国の劇場で公開。

 

被害者か加害者か最後まで分からないスリリングな展開は、家族であっても人を信じることがいかに難しいか我々に見せつけていく。

 

本作は、両親でも意見が分かれる部分で卓越している。石田ゆり子さん演じる母親の貴代美が話す意見は、母親ならではの息子を思う気持ちが全面に出た結果なのか、息子が加害者であることを望み、例え殺人を犯しても生きていることを望んでいた。一方、堤真一さんが演じる父親の一登は、貴代美とは対照的に息子が被害者であることを望み、信じている。つまり、言い方を変えると、息子の死を望んでいた。清原果耶さん演じる娘の雅は、事件によって日に日に遠のいていく日常や、両親の齟齬に悩まされる。

 

答えが出ていないのに世間が事件をエンタメとして消化していく日々、普段の生活が徐々に変わっていく様子を清原さん含め家族が叙情的に演じ、作品を1つ上の質に押し上げていく。決して非現実とはいえない本作の内容を観て、どこか他人事ではいられず、登場人物達と同じように悩み、家族であれば何を望むか、何を信じるべきか考えてしまう。

fromねむひら

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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