チョウ・ユンファが銃ぶっ放し、アーロン・クォックは偽札造り!『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』が全国の劇場でいよいよ公開!
(C)2018 Bona Entertainment Company Limited
貧しさ故に絵画の偽造に手を染めた画家が、ある日偽札組織を率いる男に出会い、偽札作りを通じて犯罪世界の深みにはまっていく様を映し出す『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』が、2月7日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』は、偽札造りの達人が犯罪の連鎖に巻き込まれていく姿を予測不能な展開と迫力のアクションで描いた。偽造画家のレイはタイで逮捕され香港に護送されるが、高名な美術家ロアンによって保釈される。時はさかのぼって1990年代のカナダ。レイは画家として成功を目指すがなかなか認められず、絵画の偽造に手を染める。そんなある日、「画家」と名乗る男に腕を認められたレイは、彼の運営する偽札組織で働くことに。米ドル紙幣の偽札発見テクノロジーの進化をあざ笑うかのように、レイの偽札造りは世界を席巻していく…
本作は、『男たちの挽歌』のチョウ・ユンファと『風雲 ストームライダーズ』のアーロン・クォックがダブル主演を務め、『インファナル・アフェア』シリーズの脚本家フェリックス・チョンが監督を担った。
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映画『プロジェクト・グーテンベルク 贋札王』は、2月7日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、難波のなんばパークスシネマ、神戸・三宮の OSシネマズミント神戸をはじめ、全国の劇場で公開。
原題は『無雙』。無双?贋札?全く結びつきそうにない2つの単語がみるみるうちに1つにまとめられていく爽快劇。チョウ・ユンファのファンにはたまらないであろう無双シーン!無双!無双!!そしてまた無双!演技面でも、笑顔1つをとっても相手を巧みに騙すどこか怪しい笑顔から、殺意溢れだす笑顔まで、幅広い彼の演技に魅了される。
贋札を生み出すシーンでは、まさに芸術。劇中のセリフにもある「何事も極めれば芸術だ」を体現するかのような役者陣の演技と挿入曲が光る。第一言語でないはずの英字ですら、巧みにコピーしてみせるシーンは圧巻。芸術家にとって、絵を描くフィールド上では、もはや”字=絵”の式が成り立ってしまう。空白のバランスや曲線に至るまで、全てを意のままに操ることができる。「偽物」がテーマの本作、映画を二度観たくなるような数々の仕掛けがあるため、なるべくネタバレが広がらない初週のうちに劇場に足を運んでいただきたい。
fromねむひら
オープニングからタイトルが出るまでのシーケンスが最高だ。このシーンから、この映画の華麗な演出は既に始まっている。偽札の製造過程をリアリティたっぷりに描くスリリングな描写は、他で見たことのない鮮やかさであった。二丁拳銃の乱れ撃ちやジャンプしてのショットガン撃ちなどのこの俳優の立ち回りにはすっかり魅せられてしまう。
チョウ・ユンファ演じる「画家」の正体は何者なのか?ミステリーファンにも最後まで気の抜けない謎解き。これぞ香港ノワール!といわんばかりの痛快なガンアクション。大御所を主役に据えて、こんな贅沢な作品を世に出してくるのだから、香港映画はたまらない!
fromNZ2.0@エヌゼット
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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