スキャンダラスなイタリア首相を描く『LORO 欲望のイタリア』がいよいよ劇場公開!
(C)2018 INDIGO FILM PATHE FILMS FRANCE 2 CINEMA
スキャンダルにまみれながらも、9年に渡りイタリアの首相を務めたシルヴィオ・ベルルスコーニをモデルにした伝記ドラマ『LORO 欲望のイタリア』が、11月15日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『LORO 欲望のイタリア』は、スキャンダル政治家として知られるイタリアの元首相シルビオ・ベルルスコーニをモデルに描いたドラマ。2006年、因縁の政敵であるロマーノ・プローディに敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くタイミングを虎視眈々と狙っていた。セクシーな美女たちを招き、贅を極めた酒池肉林のパーティで気力を高め、得意のセールストークを武器に足場を固めていく中、大スキャンダルがぼっ発。ベルルスコーニは政治家人生最大の危機に直面するが…
本作では、『修道士は沈黙する』『グレート・ビューティー 追憶のローマ』のイタリアの名優トニ・セルビッロがベルルスコーニ役を演じる。『グレート・ビューティー 追憶のローマ』『グランドフィナーレ』等でおなじみのイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノが監督を担う。
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映画『LORO 欲望のイタリア』は、11月15日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、京都・烏丸の京都シネマで公開。また、11月22日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸でも公開。
よくこんな人が大統領になれるな、と在任当時は思っていた。まさか、そんなベルルスコーニさんが早くも伝記映画になるなんて…イタリア映画界の心意気に脱帽である。果たして、日本でそんなことが出来るだろうか。ドキュメンタリーの対象になることはあっても、劇映画なんて到底できないだろう。むしろ誰が制作したい!?
以前は、『ローマに消えた男』でイタリア野党第一党の党首を演じたトニ・セルビッロが、今度は、イタリア大統領を演じるとは、ある意味感慨深い。監督するのは、『グレート・ビューティー 追憶のローマ』の名匠パオロ・ソレンティーノ。この2人が組んだ時、まさにアート映画として成立していながら、ベルルスコーニさんのカリスマ性が際立っている。あくまで嘗ての大統領をモデルとしておきながら、多様な視点を以て描いており、実際に鑑賞したイタリア人含め、様々な感想を聞いてみたい…
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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