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人間の普遍的な本質が描かれています…『地獄少女』玉城ティナさんを迎え舞台挨拶開催!

2019年11月8日

地獄通信に恨みを書き込むと現れる地獄の復讐執行人を軸に、人間たちの愚かさをあぶり出すダークファンタジー『地獄少女』が11月15日(金)より全国の劇場で公開される。本公開に先駆け、11月8日(金)には、大阪・梅田の梅田ブルク7に玉城ティナさんを迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『地獄少女』は、ラマ化もされた人気オリジナルテレビアニメ『地獄少女』を『不能犯』『ノロイ』の白石晃士監督が実写映画化。「深夜0時に開く秘密のサイト『地獄通信』で依頼すると、地獄少女が現われて恨みを晴らしてくれる」という都市伝説が巷で話題となっていた。女子高生の市川美保は、大好きなアーティスト・魔鬼のライブで知り合った南條遥に魅了され、彼女と一緒に魔鬼ライブのコーラスのオーディションを受けることに。合格したのは遥だったが、彼女は徐々に様子がおかしくなっていく。そんな遥を心配した美保は、魔鬼が遥をライブで行う「儀式」の生け贄にしようとしていることを知り、噂のサイトにアクセスするが……『わたしに××しなさい!』『惡の華』の玉城ティナさんが閻魔あい役で主演を務める。

 

上映前に玉城ティナさんが登壇。本作に挑んだ玉城さんの気持ちが十分に伝わってくる舞台挨拶となった。

 

先々月も別作品のキャンペーンで来阪していた玉城さん。大阪をゆっくり周ったりすることがなかなか出来ないが「皆さんの関西弁を聞くと、大阪に来た感じがします。東京よりも元気がある良いイメージがあります」と好印象だ。

 

小学生の頃、本作の原作である漫画を読んでいた玉城さんだが「他の漫画が恋愛でキュンとするのに、『地獄少女』だけ異彩を放っていおり、インパクトのある作品だった」と覚えている。本作への出演オファーを受けた際には「あの閻魔あいを私が演じられるだろうか」と不安だった。これまでに演じてきたキャラクターとは違っており「閻魔あい向けの声をアニメを見ながら勉強しました。何度も声優さんの声を聞きながら、自分の声を考えました」と明かしていく。呼吸や動きも意識しており「体を固定して視線や機微な動き方をカメラワークと連携させながら監督と作り上げていきました」と振り返る。

 

作中における地獄の描写から、おどろおどろしい世界観がある撮影現場だと思われることを気にしていたが「全くそんなことはありません。スタッフ・キャストが一眼となって作り上げた現場です」とアピールしていく。閻魔あいのキャラクターについて「圧倒的で物静か。何かを達観してみているようなキャラクターだった」と感じており「自身にキャラクターが移っている」と実感。冷静に客観視しながら「次に何を監督が撮りたがっているか」を考え、現場に挑んでいた。白石監督とは、お互いに思っている閻魔あい像が一致し、演技を任せてもらい、演出に微調整がある程度でスムーズに演じられ、満足している。

 

最後に、本公開を目前に控え、玉城さんは「公開前に大阪の皆さんに届けること出来て私も嬉しく思っています」と話し「離れた世界のお話だけではなく、人間の普遍的な本質が描かれています。恨みは何百年も受け継がれている、と考えると、私だったらどんな風に思うかな、と考えさせられました。皆さんがどのように思うのか感想を聞きたいな」と伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『地獄少女』は、11月15日(金)より全国の劇場で公開。

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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