あなたはなぜクリエイティブなのですか?『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』がいよいよ関西の劇場でも公開!
(C)2018 Emotional Network
世界のクリエイティブな人物1000人以上に“あなたはなぜクリエイティブなのですか“というシンプルな質問を、30年以上続ける旅を追った『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』が11月1日(金)より関西の劇場でも公開される。
映画『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』は、デビッド・ボウイ、スティーブン・ホーキング博士、北野武、クエンティン・タランティーノら世界中の107人がクリエイティブ論を語るドキュメンタリー。ドイツ人監督ハーマン・バスケは、広告代理店に入社し、クリエイティブ部門で働いていたが、クリエイティブとは何なのかについて考え続け、その果てにたどり着いたのが「あなたはなぜクリエイティブなのですか?」というシンプルな問いだった。やがてバスケは、この質問をクリエイティブな人物に投げかけるため、カメラとスケッチブックを担いで世界中を訪ね歩く旅に出る。アポなしやぶら下がり取材なども含め、インタビューを敢行した人数は1000人を超えた。本作ではその中から厳選された107人の証言を紹介。誰もが認める一線級のメンバーが、クリエイティブについての自説を明かしていく。
本作は、BMWやフォルクスワーゲンといった企業のCM制作に携わり、ドキュメンタリー作家としても活躍するドイツ人のハーマン・ヴァスケが監督を務める。
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映画『天才たちの頭の中 世界を面白くする107のヒント』は、11月1日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、11月2日(土)より京都・烏丸の京都シネマ、11月15日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
まさに名言の宝石箱!
「あなたはなぜクリエイティヴなのですか」という問いを映画本編内だけでも100人以上に問いかけている。
一見天才たちは同じ思考なのかと思いきや、答えは様々だ。もちろん回答の全てが自分にハマるわけではなかったが、天才たちの思考がそれぞれ違うように、我々観客の思考も様々であり、誰のどの回答が鑑賞している我々の心に響くかは蓋を開けてみるまでわからない。鑑賞した際は是非自分のお気にりの回答を探す旅にでてほしい。
クリエイティヴをロジカルに説明する者もいれば、比喩する者もいたり、アバウトな回答や、そもそもの回答を濁す者も…個人的にはペレの放った一言が大好きだ。天才たちの中には才能を早くから自覚している人もいる。だが、環境などによる不可抗力でクリエイティビティを潰される者も多数いるはずだ。子供の頃にはみんなが創造的であり天才的で、知らず知らずのうちに大人や社会から封じ込められている。
つまるところ天才というのは、周りに封殺されず、自分自身を世に誇示できた者であり、胸を張って「私は私だ」と言える人間なのかもしれない。
fromねむひら
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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