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横浜に生きる男のハードボイルド!『影に抱かれて眠れ』がいよいよ劇場公開!

2019年9月5日

(C)BUGSY

 

わけあって闇社会の抗争に巻き込まれたひとりの男の闘いと愛を重厚感たっぷりに描き出す『影に抱かれて眠れ』が、9月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『影に抱かれて眠れ』は、酒をこよなく愛し、横浜・野毛で2軒の酒場を営む画家の硲冬樹が主人公の物語。硲は、絵を描き、酒を飲み、自身の店を自転車で巡回するという平凡な日常を送っていた。しかし、冬樹を父親のように慕う岩井信治が傷を負って冬樹のもとに転がり込んできたことから、その日常は狂い始める。NPOの慈善団体のメンバーとして女性たちを救う活動をしている信治は、1人の未成年の女子を救うために窮地に追い込まれていた。信治に手を貸してしまう冬樹は、男たちの争いの渦に巻き込まれていく。そんな中、冬樹は10年以上純愛を貫く人妻・永井響子の余命を知らされる。

 

本作は、横浜を舞台にした北方謙三さんのハードボイルド小説「抱影」を、ドラマ『相棒』シリーズなどで知られる和泉聖治監督のメガホンで映画化。加藤雅也さんが主演を務め『アウトレイジ』などで知られる俳優の中野英雄さんが、初の映画プロデュースを手がけた。また、響子役を中村ゆりさんが演じるほか、EXILEの松本利夫さん、カトウシンスケさん、湘南乃風の若旦那さんらが顔をそろえる。

 

(C)BUGSY

 

映画『影に抱かれて眠れ』は、9月6日(金)より、大阪・難波のなんばパークスシネマ、京都のT・ジョイ京都をはじめ、全国の劇場で公開。

これでもか!、というくらいベタな映画だ。昭和ド演歌のヤクザもののような、古い男たちが好きそうな要素が全部盛りである。

 

毎日飲み歩いているが実は著名な画家、50代のイケオジ主人公。下町では顔が広く、若者には親のように慕われ、バーの美人ママは家まで押し掛けて抱かれに来る。清楚なヒロインには長年思いを寄せられているが、決して一線は越えすに優しく見守り続けてきた。「どうだ。こんな男、カッコいいだろ?」というベタベタな設定も、これだけ積み上げると楽しい。

 

あらすじを文字で読んでも、多分つまらない。だが、映画を観ている間は、ハードボイルドのこってりした世界に入り込めて、かなり面白かった。中村ゆりの「私は腹が減ったのだよ、フユさんっ」「ずるいぞ、その笑顔は」なんていう可愛いセリフには、おじさん達のみならず年下の男性も、いや女性もきっとノックアウトされること必至である。湘南乃風の若旦那が、いかにも悪そうな喋り方とチンピラ風の身のこなしで、ヴィラン枠を楽しそうに演じているのも見どころだ。

fromNZ2.0@エヌゼット

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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