親友同士の黒人と白人が直面する現実！『ブラインドスポッティング』がいよいよ劇場公開！
（C）2018 OAKLAND MOVING PICTURES LLC ALL RIGHTS RESERVED
オークランドを地元に持ち、幼馴染で仕事も一緒である黒人のコリンと白人のマイルズが、ある事件をきっかけに互いの人種や境遇などあらゆる壁にぶつかり、揺さぶられる様を描き出す『ブラインドスポッティング』が、８月３０日（金）より全国の劇場で公開される。
映画『ブラインドスポッティング』は、ークランドで生まれ育った親友同士の２人の青年の姿を通し、人種の違う者や貧富の差がある者が混在することによって起こる問題を描いたドラマ。保護観察期間の残り３日間を無事に乗り切らなければならない黒人青年コリンと、幼なじみで問題児の白人青年マイルズ。ある日、コリンは黒人男性が白人警官に追われ、背後から撃たれる場面を目撃する。この事件をきっかけに、コリンとマイルズは互いのアイデンティティや急激に高級化していく地元の変化といった現実を突きつけられる。あと３日を切り抜ければ晴れて自由の身となるコリンだったが、マイルズの予期せぬ行動がそのチャンスを脅かし、２人の間にあった見えない壁が浮き彫りになっていく。
本作で監督を務めたのは、長編映画監督デビューとなったカルロス・ロペス・エストラーダ。スポークン・ワード・アーティスト、教育者、舞台脚本家と幅広く活躍するラファエル・カザルと、ラッパーとしても活躍する俳優ダビード・ディグスが脚本・主演を務めた。
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なお、大阪・堂島のクラフトバーガー堂島店では、本作の公開を記念し、パネル展を開催中。
映画『ブラインドスポッティング』は、８月３０日（金）より、大阪・梅田の 大阪ステーションシティシネマ、９月１４日（土）より、京都・烏丸の京都シネマ、神戸・新開地の 神戸アートビレッジセンターで公開。
指導監督期間残り３日間。何かが起きそうな緊張感が続く見応えのある一本である！
ブラインドスポッティングとは、２通りの見方が出来るシチュエーションやイメージを表す。だが、一度には片方しか見えず、もう片方は盲点になる。本作では、視点や考え方が２通りあるだけはなく、現代アメリカを象徴する人種問題が大きく関連していく。根強く残っている人種差別によって、白人は正義で黒人は危険と誰が教え込んだ。白人の中にも危険な人間は要るし、品行方正になっていく黒人もいくらでも存在する。ステレオタイプな思考を持っている人間に対し、ガツンッと銃口を向けているかのような作品だ。
主人公のコリンは、無事に指導監督期間を終え、自由に行動できる日々が訪れるのか。或いは、ふとした瞬間から危険な日々に追い込まれていくのか。緊迫の３日間をぜひ体感してほしい。
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- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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