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“クローゼットに閉じこめられた男”が世界各地で人々と出会う…!『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』カンテグランデなんばCITY店でキャンペーン実施!

2019年6月5日

©2018 Copyright BRIO FILMS-SCOPE PICTURES-LITTLR RED CAR-TF1 AUDIOVISUELS-SONY PICTURES ENTERTAINMENT FRANCE All rights reserved.

 

インドの貧困地域で育った青年が、奇想天外な世界旅行を繰り広げる様を描く『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』が、6月7日(金)より全国の劇場で公開される。さらに、大阪・難波のカンテグランデなんばCITY店にてタイアップキャンペーンも開催。

 

映画『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』は、世界30カ国で販売された人気小説「IKEAのタンスに閉じこめられたサドゥーの奇想天外な旅」を映画化し、クローゼットに閉じ込められたことから世界を巡るはめになったインド人青年の顛末を、『人生、ブラボー!』のケン・スコット監督が描いた。インドの貧困地域で育った青年アジャは、母の死をきっかけに1枚の偽札を持って憧れのインテリアショップのあるパリへやってくる。ひょんなことから閉店後の店内で一夜を明かすことになったアジャだったが、入り込んだクローゼットがそのままトラックで搬出されてしまう。そこからアジャは、世界を巡る奇想天外な旅に巻き込まていく。主人公アジャ役は、インドのスーパースター、ラジニカーントの娘婿にあたるダヌーシュ。アジャが各国をめぐる旅の中で出会う人物たちを、エリン・モリアーティ、ベレニス・ベジョ、バーカッド・アブディ、ジェラール・ジニョと国際色豊かなキャストが演じている。(配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES)

 

今回、チャイを大阪に広めたカンテグランデなんばCITY店では、6月7日(金)から、本作をイメージしたタイアップメニューのカラフルな「スペシャルロティ」が登場。本作の映画チケットご提示で、全メニュー100円オフのサービスも実施。また、店内では主人公アジャが旅した都市の映画シーンを集めたパネル展も開催中。本作をご鑑賞した帰りに旅の続きを楽しめられる。

 

 

映画『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』は、6月7日(金)より、大阪・難波のなんばパークスシネマ、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマ、京都のMOVIX京都、神戸・三宮の神戸国際松竹をはじめ、全国の劇場で公開。カンテグランデなんばCITY店にてタイアップキャンペーンは、6月7日(金)から7月15日(月・祝)まで実施される。

お調子者の友人から、恋人とのなれそめを聞かされるように「聞いてくれよ、アイツで初めて出会ったときにさ。。。」「はいはい、それからどうしたの?」と、あまり興味もないのに相づちを打ちながら聞いていたのに、気が付けば身を乗り出して聞き入ってしまっている。

 

「君たちにこれからある話を聞かせる。悲劇だ」そう前置きして、アジャが語り始める話は、奇想天外でファンタジック。もしかして、これはホラ話なの?と疑い始めると、急にドキっとするような過酷な現実が語られる。いったいこの話はどこへ行くのか?というモヤモヤが優しく着地するラストに、なるほどー!と両手を上げてしまった。

 

原題は「The Extraordinary Journey of the Fakir」fakir はイスラム教の修行者のことだが、「アジャの奇妙な冒険」とでも呼んだほうが似合うかもしれない。アジャの話すのが典型的なインド英語なので、ハリウッド映画とはまた違った、ユニークな響きのセリフも楽しいポイント。メインキャラが「物語を語る」ことで進行する作品に特有の、多層構造の展開が心地よかった。

fromNZ2.0@エヌゼット

 

期待を裏切らない「奇想天外な旅」!

笑いありラブありサスペンスあり、歌もダンスももちろんアリ!の盛りだくさんな96分間。社会問題も要所要所に組み込まれており、考えさせられる重たいテーマを扱っていたのにもかかわらず、最後にはハッピーで満ち足りた気持ちになれる、素敵な作品。

どうしてインド人ってあんなに愛に満ちた笑顔ができるんだろう?主人公アジャの「ちょっとそれは強引じゃない?」と思うアプローチも、あんな笑顔で迫られたらクスッと笑って許せてしまう。少し恥ずかしいけど、IKEAでのやりとりをしてみたい。あまり旅行が好きではないインドアな私も、どこかへ出かけたくなった。奇想天外な出会いが待っているかもしれない。

fromナカオカ

 

一見するとインド映画のように見える本作、実はインドだけではなくアメリカ等も制作に関わっているため、インド映画らしさを最小限に抑えている。最小限にすることで本作独自のバランスが生まれ、より一層魅力的な作品として仕上がった。

 

主人公のアジャが波乱万丈な旅をするロードームービーだが、アジャに幾度もの災難が降りかかり、鑑賞している私まで影響を受ける。しかし、アジャは壮絶な不運や災難に見舞われようとも前向きな姿勢を変えることはない。彼の行動の一つ一つから無償の愛を感じれる心温まる素晴らしい作品だ。

笑いもあり、エンタメとしての完成度が高いが、最後には、彼のセリフにメタ的な要素が含まれ、観客に満足させる効果を生みだす。本編時間を100分以内にまとめており、インド映画とは違った出来上がりに納得!

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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