オードリー・ヘプバーンの知られざる一面に迫るドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』がいよいよ劇場公開！

2022年5月3日

『ローマの休日』の主演に抜擢されて以来、現在も世界中から愛され続けている、女優オードリー・ヘプバーンの素顔に迫るドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』が５月６日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『オードリー・ヘプバーン』は、世代を超えて愛され続けるハリウッド黄金期の伝説的スター、オードリー・ヘプバーンの知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー。幼少期に父親による裏切りに遭い、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったオードリー。初主演作『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を受賞し、映画スターとして輝かしいキャリアを築きあげる一方、実生活では幾度も離婚をし、愛される喜びを得られずにいた。晩年にはユニセフ親善大使など慈善活動を通して多くの人々に癒しと救済をもたらし、生涯をかけて「愛すること」を信じ、与えることを貫いた。映画では貴重なアーカイブ映像をはじめ、俳優リチャード・ドレイファスやピーター・ボグダノビッチ監督ら映画関係の仲間たち、息子や孫、友人ら近親者のインタビュー映像を交えながら、名声の裏側に隠された本当の姿を浮かび上がらせていく。

映画『オードリー・ヘプバーン』は、５月６日（金）より全国の劇場で公開。

何度も観たことがある『ローマの休日』。某国の王女によるお暇を演じきっている女優然の佇まい、これが初主演作であることを改めて認識し、アカデミー主演女優賞を受賞したことが納得できる。しかし、女優になるまでがどれだけ大変な人生だったか、本作は伝えていく。幼少期は、戦争に向かっていく激動の時代において、父親による裏切りにあったことで、どれだけ愛情を求めただろうか。ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育ったことから、平穏な日々を願っていた。戦後、バレエを学び、舞台で活躍した後に『ローマの休日』に大抜擢されていく。両親からの愛情を欲し、平和を願う心を根底にした上での彼女の演技が放つ魅力、他の女優とは一線を画していたんだな、と気づかされた。以後、数々の作品に出演しているが、私生活では順風満帆のように思えても実際はパートナーと長く続くことがなく…父親から十分な愛情を受けられなかったことが、これ程までに影響している可能性があると思うと、やるせなくなってしまう。翻って、ユニセフ親善大使の活動に献身し続けていったことを讃えたい。彼女が心から求めた愛情を昇華し多方面に活動し続けた生涯は、悔いがありながらも幸せを受けとめ与え続けたものだったのだろうな、と伝わってくる作品である。

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