中国映画祭「電影2019」オープニングセレモニー開催!シェン・トンさんとソンタルジャ監督の舞台挨拶実施!
中国映画祭「電影2019」が東京・大阪で開催。大阪では、3月9日(土)より大阪・梅田の梅田ブルク7で6作品を上映すると共に、オープニングセレモニーが開催された。
国際交流基金(ジャパンファウンデーション)は、2017 年に日中両国の国交正常化から45 周年を迎えたことを記念し、公益財団法人ユニジャパン(東京国際映画祭事務局)と上海国際影視節中心(上海国際映画祭事務局)が共同で映画を通じた交流事業を実施。2017年12月に、中国の3都市で日本映画の上映会が開催された。
今回、昨年に続き、3月に中国映画祭「電影2019」を東京・大阪で開催。大阪では、3月9日(土)より開催し、全て日本初公開の6作品を上映。オープニング作品はシェン・トンさん主演『ペガサス/飛馳人生』。上映前には、オープニングセレモニーを開催し、大阪限定でシェン・トンさん、また、同日に上映する『アラ・チャンソ(原題)』のソンタルジャ監督 が登壇した。
(C)Shanghai Tingdong Film Co., Ltd.
映画『ペガサス/飛馳人生』は、カーレース界のスターとして一世を風靡したチャン・チーの姿を描く物語。かつてカーレース界のスターとして一世を風靡したチャン・チーは、5年間の出場禁止を経てカムバックを決意。 若き天才レーサーのリン・ジェントンに挑戦するため、以前のチームスタッフを呼び戻すが、現実は甘くなかった…
監督はベストセラー作家で、カーレーサーとしても活躍するハン・ハン。 コミカルなタッチながら登場人物の心情を丁寧に描き、レースシーンもかつてないスピード感。主演は中国映画界のトップスター、シェン・トン。 超人気グループMaydayのASHINが歌う主題歌も話題となり、2019年2月春節公開作品として中国で大ヒットを記録。
https://twitter.com/ChnEmbassy_jp/status/1103834066598522880
シェン・トンさんは、感謝の気持ちを以ってご挨拶。昨日より大阪を訪れていたが「あるファンから1通のファンレターを受け取りました。1通しかなかったんですね」と残念がっている。未だに開封していないらしく「この映画祭を通して私の映画をご覧になって私のファンが増えれば嬉しいです」と期待しながら、コメントしていた。
(C)GARUDA FILM
映画『アラ・チャンソ(原題)』は、圧倒的なチ ットの風景と、人間の心の内側が丁寧に描く。夫と義父と暮らすウォマは、病院である事実を告げられ、ラサへの五体投地巡礼の旅に出ることを決意する。 夫のロルジェは自分が一緒に行ける時に行けばいいと反対するが、ウォマは決心を翻さない。旅の前に実家に帰ったウォマ。 そこには前夫との間にできた息子ノルウが暮らしていた。久しぶりに訪れた母に心を開かないノルウ。 ウォマはなぜラサへの巡礼を願ったのか……
チベット人監督作として初めて日本で劇場公開された『草原の河』で知られるソンタルジャの最新作。 圧倒的なチベットの風景と、世界の誰もが共感できる人間の心の内側が丁寧に描かれる。
ソンタルジャ監督 にとって本作は、自身で脚本を書き監督した3本目の長編作品。3作品は何れも日本と非常に縁があり、特に、2作目の『草原の河』は「中国の映画館ではなかなか上映されないが、日本で公式上映されております」と紹介。非常に光栄に感じており、『アラ・チャンソ』についても「既に日本で公開が決まっており、日本の皆さんにまた観て頂くことになりました」と喜びを表した。
大阪での中国映画祭「電影2019」は、3月9日(土)と3月10日(日)は梅田ブルク7にて各日3作品ずつ上映。3月9日(土)は『ペガサス/飛馳人生』『失踪、発見』『アラ・チャンソ(原題)』、3月10日(日)は『アイランド/一出好戯』『駐在巡査 宝音(ボヤン)』『選ばれざる路/未択之路』をそれぞれ1回ずつ上映する。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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