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ワイン醸造家だった父親の死をきっかけに10年ぶりに再会した3人の子供たちの悲喜交々を描く『おかえり、ブルゴーニュへ』がいよいよ関西の劇場で公開!

2018年11月23日

(C)2016 – CE QUI ME MEUT – STUDIOCANAL – FRANCE 2 CINEMA

 

ワイン醸造家だった父の死という現実に直面した兄妹3人が、プライベートでさまざまな問題を抱えながらも自らの人生を見つめ直していく姿を、美しい季節の移ろいとともに映し出す『おかえり、ブルゴーニュへ』が、関西の劇場で11月24日(土)より公開される。

 

映画『おかえり、ブルゴーニュへ』は、フランス・ブルゴーニュ地方のワイナリーを舞台にした人間模様を描いたドラマ。フランス・ブルゴーニュ地方のワイン生産者=ドメーヌの家の長男として生まれ育ったジャンは、世界を旅するため故郷を飛び出したが、父親が末期の状態であることを知り、10年ぶりに故郷ブルゴーニュへ戻ってくる。家業を継ぎ、ワイン作りに励む妹のジュリエット、そして別のドメーヌの婿養子となった弟のジェレミーと兄弟3人の久しぶりの再会を果たすが、間もなく父親が亡くなってしまう。残された葡萄畑や相続などさまざまな課題に直面する中、父親が亡くなってから最初の葡萄の収穫時期を迎え、兄弟たちは自分たちなりのワインを作るため協力し合う。その一方で、長男は離婚問題、長女は醸造家としての方向性、次男は義父問題と、それぞれが打ち明けづらい悩みや問題を抱えていた…

 

本作では、『猫が行方不明』『スパニッシュ・アパートメント』のセドリック・クラピッシュ監督が、フランス・ブルゴーニュ地方の大自然を背景に紡ぎ上げた。ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シヴィルがキャストに名を連ねている。

 

映画『おかえり、ブルゴーニュへ』は、11月24日(土)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。

近年、ブドウ畑を舞台にした映画を劇場でよく観るようになったが、今回は家族を前面にした人間ドラマとなっている。代々受け継いできたブドウ畑を兄弟姉妹が引き継ぐことになった時、様々な問題を抱えながら、自分達は今後どのように生きていくか。これは、ブドウ畑に限らず、我々でも置き換えて考えさせられる作品となっている。正直、自分としても実家に帰るといずれは抱えしまいそうな問題を見せらているような気分にもなった。

周囲が様々な事を言ってこようとも、自分達が本心から何をしていきたいか。妥協せざるを得ない事柄があったとしても、自らの意志を貫こうとする姿勢を本作は見せている。ブドウ畑を通して自らのアイデンティティを昇華させていく珠玉のヒューマンドラマがフランスから届けられた。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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