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家族のつながりや温かさを伝えてくれる!『棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家』西尾舞生さん、勇翔さん、土田拓海さん(BOYS AND MEN)を迎え舞台挨拶開催!

2018年6月16日

茨城県笠間市の栗農家を舞台にしたヒューマンドラマ『棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家』が大阪・十三の第七藝術劇場で公開中。6月16日(土)に西尾舞生さんとBOYS AND MENの勇翔さんと土田拓海さんを迎えて舞台挨拶が開催された。

 

映画『棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家』は、茨城県笠間市の栗農家を舞台に故郷や家族、人と人とのつながりの大切さ、温かさを描いた作品。渋谷有香は売れない女優。数年前に茨城県のケーブルテレビのレポーターの仕事で笠間市を紹介してから、毎年秋になると笠間で栗収穫のアルバイトにやって来ている。いつもお世話になっている木下家。しかし今年は例年と違っていた。木下家のおじいちゃんが春に亡くなって、おばあちゃんの木下初恵が一人で有香を出迎えた。さらに謎の男、三島大樹が現れ、奇妙な三人の同居生活が始まるのだった…

 

本作上映終了後、西尾舞生さん、勇翔さん、土田拓海さんが登壇。西尾さんは「感無量です」と述べ、勇翔さんも感謝の気持ちを伝えるが、当日4回目の舞台挨拶を迎えた土田さんは「チームワークが出来たので、面白い話が出来る」と大阪の舞台挨拶について、笑いのハードルを自ら上げようとする。

 

劇場での公開初日を迎え、西尾さんは、岡山や姫路等、初めて訪れた場所での舞台挨拶が不安だったが「気づけば大阪。楽しいことはあっという間に過ぎました。時間がもったいない」と過ぎた時間を惜しむ。土田さんは「自分達が気持ちを込めた映画を沢山の人に観て貰える」と率直に嬉しさを表現しながらも、十三の読み方について”じゅうぞう”や”じゅうさん”と読み間違い、イントネーションをいじられながらも場を盛り上げていく。勇翔さんは、3劇場目の舞台挨拶を迎え「1日にこんなに新幹線に乗るとは思っていなかった。いつもは本拠地の名古屋を中心に往復しているだけだが、転々と何度も乗り換えるのは不思議でいい経験が出来た」と満足している。

 

本作の撮影中、土田さんは蕎麦を食べるシーンがあったが「消えるものなので、毎回食べる量を調節する必要がある。手元を撮る時、器の持ち方も繊細に表現しなければならない。同時にいくつものことを考えて演じるのは大変」と振り返った。これを受け、勇翔さんは「アドリブシーンでは、監督に毎回違うアドリブを求められていたよね」とフォローする。西尾さんは、勇翔さんについて「ツッコミの入れようがない程に完璧だった」と大絶賛だ。なお、本作は7日間の撮影で、1シーン毎に皆が勝負していた。1日だけ雨が降り、他のシーンと繋がらないため、雨のレーダー情報を確認しながら、雲の隙間時間に撮影を敢行。土田さんががロケでお世話になったおばさんからシャインマスカットを貰い、休憩中のスタッフにお裾分けしようと移動していたら、自身の影が撮影シーンに映り監督に怒られていたエピソードまで明かされた。

 

終始賑やかな舞台挨拶の終盤には、サイン入り色紙を懸けたじゃんけん大会も開催。最後に、土田さんからは「この映画は凄く良い作品になったなと僕自身も思います」と自ら絶賛し、SNSでの拡散をお願いする。勇翔さんは「家族のつながりや温かさを伝える作品。家族と来た方も友達と来た方も、家族皆で観てほしい」と思いを託しながら感謝の気持ちを伝えていく。西尾さんは「今日は濃い1日になって良かった。岡山、姫路、大阪と観に来て下さった皆さんに感謝しています。これからも引き続き宜しくお願い致します」と述べ、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家』で大阪・十三の第七藝術劇場で6月23日(金)まで上映中、他の地域でも順次公開予定。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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