【招待券プレゼント有り】映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』特別上映も!「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展 Photographer Saul Leiter : A Retrospective」伊丹市立美術館で開催!
《タクシー》1957年 ソール・ライター財団蔵 ©Saul Leiter Foundation
2015年に日本でもドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が公開され、その名前と作品が知られるようになった写真家ソール・ライターの回顧展「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展 Photographer Saul Leiter : A Retrospective」が兵庫県の伊丹市立美術館で4月7日から開催。会期中は、映画の日本語字幕を手掛けた翻訳家の柴田元幸さんやソール・ライター財団創設者のマーギット・アープさんの講演会や映画の特別上映会も開催される。
写真家のソール・ライターは、1923年にアメリカのピッツバーグで生まれ、絵画のように豊かな表現力でニューヨークを撮影したカラー写真の先駆者として1940年代から活躍。「Harper’s Bazar」や「VOGUE」といった有名ファッション誌の表紙も飾ったが、写真に芸術性よりも商業性が求められるようになった1980年代、表舞台から姿を消してしまう。それから時を経た2006年、写真集の印刷に定評のあるドイツのシュタイデル社から初の写真集が発表され、80歳を超えた「巨匠の再発見」に世界が沸いた。
《足跡》1950年頃 ソール・ライター財団蔵 ©Saul Leiter Foundation
2015年には、ドキュメンタリー映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』が日本でも公開され、彼の名前と作品は多くの人々の知られることになる。2017年に日本では初めての回顧展を東京のBunkamura ザ・ミュージアムで開催。今回、いよいよ関西での回顧展を伊丹市立美術館で開催する。ニューヨークのソール・ライター財団の全面的な協力を得て、財団所蔵の写真作品(モノクロ、カラー)をはじめ、絵画作品やスケッチブックなどの貴重な資料を含めた約200点を一堂に紹介。「私たちが見るものすべてが写真になる」という彼自身の言葉にもあるように、日常のなかで見過ごされがちな一瞬のきらめきを天性の色彩感覚でとらえ、「カラー写真のパイオニア」と称された伝説の写真家の軌跡に迫る。
開催初日には、映画の日本語字幕を手掛けた翻訳家の柴田元幸さんを迎えた夜の講演会「ソール・ライターと1950年代アメリカ文化」を開催。また、4月15日(日)にソール・ライター財団創設者のマーギット・アープさんを迎えた記念講演会も開催される。他にも、4月29日(日)と5月12日(土)には映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』の特別上映会を開催。
《天蓋》1958年 ソール・ライター財団蔵 ©Saul Leiter Foundation
映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』は、ソール・ライターの半生を追ったドキュメンタリー。「人生で大切なのは、何を捨てるかということ」というライターの持論について、あえて名声から遠ざかるように歩んできた彼の人生を通し、彼の作品が見る者の心を打つ理由を探る。
「ニューヨークが生んだ伝説 写真家 ソール・ライター展 Photographer Saul Leiter : A Retrospective」は、4月7日(土)から5月20日(日)兵庫県の伊丹市立美術館で開催(休館日は月曜日、但し4月30日は開館、5月1日が休館に)。4月7日(土)に開催する柴田元幸さんによる講演会「ソール・ライターと1950年代アメリカ文化」は往復はがきを用いた事前申込が必要(定員50名、先着順)。4月15日(日)に開催のマーギット・アーブさんによる記念講演会は当日10時より整理券を配布(定員120名)。4月29日(日)と5月12日(土)に開催の映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』の特別上映会も当日10時より整理券を配布(定員80名)。詳細は伊丹市立美術館のホームページまで。
なお、今回、回顧展の招待券を特別にプレゼント(5組10名様)。希望する方はキネ坊主の問い合わせフォームに住所・氏名を記入の上、応募願います(応募〆切は3月31日(土))。記入いただいた情報は、今回のプレゼント送付以外の目的には一切使用せず、抽選後は速やかに廃棄いたします。当選者の発表は、プレゼントの発送をもってかえさせて頂きます。
《雪》1960年 ソール・ライター財団蔵 ©Saul Leiter Foundation
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