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押井守監督原案、“いわくつきの台本”の映画化に挑む映研を描く『ビューティフルドリーマー』がいよいよ劇場公開!

2020年11月5日

(C)2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会

 

撮ろうとすると必ず恐ろしいことが起こるという、いわくつきの映画作りに乗り出した大学の映画研究会の部員メンバーたちの奮闘を描く『ビューティフルドリーマー』が、11月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ビューティフルドリーマー』は、映画を撮ったことのない映画研究会のメンバーが、“いわくつきの台本”の映画化に挑むさまを描く。文化祭の準備に追われる熱気あふれる先勝美術大学の校内で、映画を撮ったことがない映画研究会の部室だけはいつものようなまったりとした時間が流れていた。「教室の片隅に何かある」という不思議な夢を見たサラは、本当に古いダンボールを見つけてしまう。箱の中に入っていたのは、古い脚本と演出ノート、そして1本の16ミリフィルムだった。しかし、それは「撮ろうとすると必ず何か恐ろしいことが起こる」という、映研に代々伝わるいわくつきの台本だった。

 

本作は、『踊る大捜査線』シリーズや『サマータイムタイムマシン・ブルース』の本広克行監督が、押井守原案のストーリー「夢みる人」を映画化。本広監督、押井監督、小中和哉監督、上田慎一郎監督によって、かつて実験的、芸術的な映画の製作・配給を行ったATG(日本アート・シアター・ギルド)に影響を受け発足した実写映画レーベル「Cinema Lab(シネマラボ)」の第1弾作品。『イノセント15』『聖なるもの』などで主演を務め、自身も映画監督として活躍する小川紗良さんが主人公のサラ役を演じる。

 

(C)2020 映画「ビューティフルドリーマー」製作委員会

 

映画『ビューティフルドリーマー』は、11月6日(金)より、大阪・梅田のシネ・リーブル梅田、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮の シネ・リーブル神戸をはじめ、全国の劇場で公開。

話題の「シネマラボ」から届いた、いきなりのキラーチューン!

タイトルから、勘づかれる方が多いのではないだろうか?本作は、「シネマラボ」に在籍の押井守監督による代表作のひとつ『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』へのリスペクトを感じる…いや、本広克行監督の”押井愛”を感じすぎる内容となっている!

 

劇中で、映像研メンバーら製作する映画はまさにソレ!で、カット、構図、SEと…近年、飽和状態にある、アニメ原作実写映画等とは、一線を画す、コダワリ!コレはアニメ実写ではない!
コレが「シネマラボ」!と言わんばかりの攻めの姿勢、その切り口に、度肝を抜かれた!また、随所に散りばめられた、洋邦問わずの映画ネタのオンパレードに映画好きは、思わずニヤつくこと間違いなし!本作は『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』を未見の方は、なるべく、観てからの鑑賞をオススメしたい!きっと本作だけを味わうよりも、二度美味しい筈だ!

from関西キネマ倶楽部

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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