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55人のキャストとスタッフからの愛に包まれて完成しました…!『劇場版 ハイスクール・フリート』艦橋メンバーが集結し舞台挨拶開催!

2020年1月26日

国土の水没により海上大国となった日本を舞台に、“ブルーマーメイド“なる戦闘艦隊の隊員になることを夢見る少女たちの成長と奮闘を描く『劇場版 ハイスクール・フリート』が全国の劇場で公開中。1月26日(日)には、大阪・梅田の梅田ブルク7に、夏川椎菜さん、Lynnさん、古木のぞみさん、種﨑敦美さん、黒瀬ゆうこさん、久保ユリカさんを迎え、舞台挨拶が開催された。

 

映画『劇場版 ハイスクール・フリート』は、2016年5月からテレビで放送され、人気を得たオリジナルアニメーションの劇場版。国土水没によって海上大国となった日本。海の安全を守る「ブルーマーメイド」は、女の子の憧れの職業となっていた。ブルーマーメイドを目指して横須賀女子海洋学校に入学した岬明乃は、教育艦「晴風」の艦長に任命され、クラスメイトたちと海洋実習に参加する。個性豊かなクラスのメンバーは、数々の困難を共に乗り越えるうちに固い絆で結ばれていく。ある日、国内の全女子海洋学校の生徒が一堂に会し文化祭と体育祭を行う「競闘遊戯会」が横須賀で開催されることになり、明乃たち晴風クラスのメンバーも歓迎祭の準備に奔走する。大和・信濃・紀伊など超大型艦のクラスも集い、様々な種目で賑わう中、彼女たちに新たな危機が迫り…

(C)AAS/新海上安全整備局

 

上映前に夏川椎菜さん、Lynnさん、古木のぞみさん、種﨑敦美さん、黒瀬ゆうこさん、久保ユリカさんが登壇。冒頭の挨拶では、皆が発する「ヨーソロー!」の掛け声にお客さんも次々に応えていく。さらに、本作のポスターに合わせたポーズも披露していった。

 

アフレコ現場について、夏川さんは「今回はスタジオがいっぱいになるぐらい、床が抜けちゃうんじゃないかと思うぐらい、人が一か所に集まっていましたね」と振り返る。キャストだけでも55人も集結しており「さらにスタッフがアニメの時より多めにおられ、人口密度が高かった」と驚いた。Lynnさんも「空気が薄かったね」、古木さんも「酸素が足りない感じがした」と言わざるを得ない。まさに、55人のキャストが入れ替わりながらスタジオに入って収録していた。とはいえ、人数が多過ぎると、分けて録ることが多いが、久保さんは「ほぼ集まっていましたね。これは凄いこと」と感心している。今回は、2日間に分けて収録しており、夏川さんは「皆が同時に集まって録れて良かったですね。臨場感のある台詞や掛け合いが今回は多いので、良かったな」と満足していた。

 

『ハイスクール・フリート』には独特のイントネーションや専門用語が用いられており、Lynnさんは「毎回、アフレコの前に皆で確認し合う時間がありました。一通り学んだ気でいましたが、まだまだ知らない用語が沢山ありました。数字の読み方も難しいですね」と振り返る。黒瀬さんが「根幹に関わる数字が出てくる」と挙げると、夏川さんは「はいふりマニアなら、TVシリーズからすると、あれ?となる数字がある。そこに気づいたら”はいふり検定1級”です」と掲げ、Lynnさんが「今言っていることが分かる人はいるかな?」にお客さんに訊ねていく。黒瀬さんは「私達の場合は数字を台本で見ている。耳で聞くと違うな」と感じており、夏川さんは「”20”をにじゅうと言う時もあるし、ふたじゅうやふたまるで言う時がある。0と2が凄くややこしい、距離なのか角度なのかで変わってくる」と例を挙げた。なお、本作の台本は辞書かと思える程に分厚く「沢山の台詞が詰まっているし、多くの数字も出てくる」と解説し「最初にキャストがスタジオの中にキュッと集まって、数字に関するディスカッションを1時間していました。イントネーションやキャラの確認含めて、はいふり独特の現場だ」と感じている。久保さんは、第1話で”かんちょう”という言葉を沢山言ったが「イントネーションを指摘され、当日は念仏のように唱えて自分の中に流し込みながら焦っていた」と回想。夏川さんも「別のTVシリーズの収録で、”かんちょう”というと、アッと思ってしまう」と反応していく。黒瀬さんが「流派があるのかな。自衛官とか部隊によっても」と考えていると、久保さんは「耳から分かりやすいようにしているかもしれないね」と反応。夏川さんは「イントネーションに関しては、海の人達は独特だなぁ。未だに慣れないけど段々と訛りみたいなものだ分かってきた」と理解していった。Lynnさんも「はっきり違いが分かるようにしているんだね」と納得した。さらに、それぞれが一番のお薦めシーンをジェスチャーによる表現で同時に披露していく。

 

最後に、久保さんは「横須賀にも遊びに来てもらえたら『はいふり』の世界をより楽しんで頂けるんじゃないかな。映画を観た後に遊びに来てもらえたら嬉しいな」と聖地巡礼をお願い。黒瀬さんは「様々なキャラクターが色んなところで多くの個性をぶちまけていますので、余すところなく観て下さい。そしてTVシリーズ・OVA・映画を何度も観て”はいふり検定1級”を目指して下さい」とプロフェッショナルへの道を提案。種﨑さんは「キャラクターへの愛がキャストも止まりません。今日ココにいないメンバーへの愛もとても深いです。劇場で観るのがピッタリな作品なので、音も映像も心ゆくまで堪能して頂けたら」と作品への愛情を伝えていく。古木さんは「皆さんにようやくお届けでき、私達も嬉しいし、皆も喜んでくれると良いな。それぞれのキャラクターが可愛く魅力が溢れ過ぎています。船も凄いよ。楽しみに観て頂けたら」と喜びを表現。Lynnさんは「ずっと『はいふり』を応援してきて良かったな、と思ってもらえる作品に仕上がっています。沢山のキャラクターが登場しますが、夫々に見所もありますし、皆の絆が深まっていく物語ですので、大きなスクリーンで堪能して頂ければ」と映画に込めた思いを述べていく。夏川さんは「55人のキャストと沢山のスタッフで狭くなってしまったスタジオでぎゅうぎゅうになって酸素が無くなりながら魂込めて作った作品です。私達は声を吹き込むだけですが、音や画や映像に拘って作られた作品です。多くの愛に包まれて完成した『ハイスクール・フリート』の魅力が伝わったらいいな。ぜひ隅々までキャラクターの表情や演技に注目して観て頂きたいな」と伝え、舞台挨拶は締め括られた。

 

映画『劇場版 ハイスクール・フリート』が全国の劇場で公開中。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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