約450年の時を越えた“聖地巡礼”!『黒牢城』荒木村重が籠城した有岡城跡初訪問に感無量!熱狂の舞台挨拶&荒木村重位牌にも大ヒット報告!
戦国時代を舞台に、織田信長に反発し、籠城作戦を決行した荒木村重が、城内で発生する怪事件を囚われの軍師である黒田官兵衛と共に解決しようとする『黒牢城』が全国公開中。6月20日(土)には、荒木村重軍が籠城し、映画では緊迫の心理戦が繰り広げられた舞台である有岡城がかつて存在した“聖地”の兵庫県伊丹市にて公開記念舞台挨拶が開催され、主演の本木雅弘さん、吉高由里子さん、青木崇高さん、黒沢清監督が登壇。舞台挨拶後には、有岡城跡、そして本木さんが演じた主人公の荒木村重ゆかりの地である荒村寺を一同が訪問した。
映画『黒牢城』は、、『スパイの妻』『クリーピー 偽りの隣人』等で国内外から高く評価されてきた黒沢清監督が自身初の時代劇に挑み、第166回直木賞と第12回山田風太郎賞をダブル受賞した米澤穂信さんによるミステリー小説を映画化。荒木村重は織田信長の暴虐なやり方に反発して謀反を起こし、有岡城に立てこもる。織田軍に包囲され孤立無援となった城内で、村重は血気盛んな家臣たちを抑えつつ、妻の千代保を心の支えに、城と人々を守ろうと苦心していた。そんな中、城内で少年が殺害される事件が起こり、その後も怪事件が続発する。容疑者は密室と化した城内にいる家臣や身内の誰かで、城外には敵軍、城内には裏切り者という状況に、誰もが疑心暗鬼に陥っていく。追い詰められた村重は、信長の使者として説得に訪れ牢に囚われた天才軍師の黒田官兵衛に協力を仰ぎ、事件の解決に挑む。城主の荒木村重を本木雅弘さん、天才軍師の黒田官兵衛を菅田将暉さん、村重の妻である千代保を吉高由里子さん、村重の腹心である荒木久左衛門を青木崇高さん、若手の家臣である乾助三郎をSnow Manの宮舘涼太さん、事件の目撃者である狙撃の名手である雑賀下針を柄本佑さん、村重の隠し刀として暗躍する郡十右衛門をオダギリジョーさんが演じる。2026年の第79回カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミア部門に出品された。[配給:松竹]
今回、主演の本木雅弘さんをはじめ、吉高由里子さん、青木崇高さん、そして黒沢清監督ら4名が、映画の舞台となった兵庫県伊丹市の地を訪問。まずは、TOHOシネマズ伊丹にて公開記念舞台挨拶を開催。
満席の客席から割れんばかりの拍手で迎えられ、籠城する有岡城で発生した不可解な事件に挑む城主の荒木村重を演じた本木さんは、地元の観客に向け「村重は歴史上“城を捨てて逃げた卑怯者”というレッテルを貼られがちですが、地元の皆さんはどう思われていますか?」と逆質問。客席から温かい拍手が沸き起こると、本木さんは「村重は“再発掘されるべき新たなヒーロー”だと思っています。そんな彼のゆかりの地で皆さんに作品を届けられたことは、本当に大きな喜びです」と感無量の面持ちで語る。
村重の妻である千代保役を演じた吉高さんは「この土地で村重や千代保が生きていて、その命のバトンが今の皆さんへ繋がっていると思うと感慨深いです。“村重は人を殺さない、生かしている武将だ”ということを、お心広く観ていただけたら」と笑顔で挨拶。村重の腹心である荒木久左衛門役の青木さんは、「伊丹に来た瞬間、ふわっと温かい空気に包まれる感覚がありました。街全体が応援してくれているのを感じます」と感謝を述べた。
初の時代劇に挑んだ黒沢監督は、歴史の舞台である伊丹での上映に「感無量です」と喜びを滲ませていく。さらに村重の魅力について、「戦うことしか考えていなかった時代において、自分のやりたいことを純粋に追求し、生き抜いていった姿は本当に格好いい。現代を生きる私たちにとっても、これからの生き方の参考になればこれ以上幸せなことはありません」と締めくくり、場内は再び盛大な拍手に包まれた。

舞台挨拶後、本木さんらはそのまま伊丹市内に現存する有岡城跡、そして村重を祀る荒村寺(こうそんじ)を訪問。有岡城跡では、伊丹市文化財担当の中畔明日香さんによる案内のもと、この地に当時から現存している石垣を紹介された。発掘調査によって発見されたこの場所は、床が土間になっており、石垣がそのまま室内の壁として機能し、その上に瓦葺の屋根が載っていたことから、いわば「地下室のような強固な構造」で黒田官兵衛が幽閉されていた場所だった説があるという。この説明に本木さんは「ロマンがありますね」と思いを馳せていた。さらに、荒木村重の名にちなんで建立され、村重の位牌が祀られた荒村寺を一同は参拝。荒木村重が幼少期に遊んだとされる船の船底の現物を紹介されると、本木さんは目を輝かせていた。



映画『黒牢城』は、全国公開中。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のkino cinema 神戸国際や伊丹のTOHOシネマズ伊丹等で公開中。

©米澤穂信/KADOKAWA ©2026映画「黒牢城」製作委員会
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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