“戦士の力強さと人間としての脆さ”がある赤髪の女戦士の戦いを描く『レッド・ソニア/反逆の剣』がいよいよ劇場公開!
©2024 RED SONJA PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.
有史以前の地球を舞台に、故郷を失った女戦士が皇帝の陰謀に巻き込まれ、死闘を繰り広げる『レッド・ソニア/反逆の剣』が5月8日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『レッド・ソニア/反逆の剣』…
有史以前のハイボリア時代。蛮族王の侵攻により故郷を失った赤髪の女戦士ソニアは、ヒルカニアの森でひっそりと生き延びていた。しかし森に異変が起こり、ソニアは自然を踏みにじりながら勢力を拡げる皇帝ドレイガンの陰謀に巻き込まれてしまう。捕らえられたソニアは都の闘技場へと送られ、ダムナティと呼ばれる囚われの戦士たちとともに、恐ろしい怪物との死闘を強いられる。
本作は、アメリカの小説家ロバート・E・ハワードが1930年代に手がけた「英雄コナン」シリーズを起源とするマーベルコミックの人気キャラクターを原作に、故郷の村を焼かれた赤髪の女戦士レッド・ソニアが自由と復讐のために戦う姿を活写した剣戟ファンタジーアクション。1985年にリチャード・フライシャー監督がブリジット・ニールセンとアーノルド・シュワルツェネッガーの共演で映画化したことでも知られるヒロイックファンタジーを、『サイレントヒル リベレーション3D』『ローグ』のM・J・バセット監督のメガホンで新たに映画化した。『REVENGE リベンジ』のマチルダ・ルッツが女戦士ソニア役で主演を務め、Netflixドラマ「アンブレラ・アカデミー」のロバート・シーアンが皇帝ドレイガン役で共演している。

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映画『レッド・ソニア/反逆の剣』は、5月8日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のT・ジョイ梅田や難波のなんばパークスシネマやMOVIX八尾、京都・九条のT・ジョイ京都、兵庫・尼崎のMOVIXあまがさきで公開。
マーベルコミックに原作である本作。レッド・ソニアは、ロバート・E・ハワードの創作した世界観を源流に、1973 年にマーベルコミックス『Conan the Barbarian』第23 号でロイ・トーマスとバリー・ウィンザー=スミスによって再解釈され誕生したキャラクターとのこと。その後、コミックを中心に長年にわたり支持を集め、1985 年にはブリジット・ニールセン主演で映画化され、アーノルド・シュワルツェネッガーの共演も話題を呼び、“紅き女戦士”の名を広く知らしめたようだ。その後も、再映画化が企画されたが、頓挫してきた歴史もあるとのこと。今作では、“性的暴力を動機とする過去”が排除され、クラシックな“剣と魔法”の世界に、環境問題やアイデンティティといった現代的なテーマを織り込んでいることが興味深い。とはいえ、描かれるのは、1万2千年前にアトランティス大陸が海に没し、現存の歴史が記されるまで空白の時代の出来事。クラシックな時代で戦う女性を描くことは、滑稽な画なってしまうこととは避けられない。だからこそ、女性の剣士を描くことには十分な配慮が必要である。彼女が自ら選んでいないことを重視した上での戦い方を描くことについて、十分に検討した上で組み立てられていることにも気づかされた。だからこそ、勇ましさがある剣士としての振る舞いと、自らのアイデンティティや家族について考えさせられる情景をしっかりと描いている。旧作品から約40年を経て、改めて映画化した意義が十分に感じられる作品であった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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