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奇妙な関係性の中でもがく純粋で傲慢な若者達の物語『焼け石と雨粒』がいよいよ劇場公開!

2026年4月6日

©2026 焼け石と雨粒

 

フリーターの男性が、好意を寄せるスーパーの店員と親しくなる方法が分からず、高校時代の同級生に相談するうちにその女性に惹かれていく様を描く『焼け石と雨粒』が4月11日(土)より劇場で公開される。

 

映画『焼け石と雨粒』は、奇妙な関係性の中にある若者達がもがきながら生きる姿を、監督自身の失恋経験を投影して描いた青春映画。フリーターの氏田晶は、近所のスーパーの店員に好意を寄せるが、どうしたらいいかわからずストーキングしてしまう。高校の同級生で美大生の沙月に連絡を取り相談するが、次第に沙月にひかれていく。晶と沙月は過去や現実と向き合い、徐々に距離を縮めていくが、やがて2人の間に決定的な出来事が起こる。

 

本作は、日本映画学校出身の櫛田有耶監督が2022年に手がけた初長編作品。主演は、ベネチア国際映画祭でも上映された五十嵐耕平監督作『SUPER HAPPY FOREVER』で注目を集めた佐野弘樹さんが務めた。2022年に完成した後、一度しか劇場で上映されていなかったが、4年の時を経た2026年に劇場公開が実現。

 

©2026 焼け石と雨粒

 

映画『焼け石と雨粒』は、4月11日(土)より東京・東中野のポレポレ東中野で公開。また、名古屋・大阪・京都の劇場でも公開予定。

不器用にしか生きることができず、周囲から人々が去っていくことがあれど、やはり気になってしまう。気づけば、どことなく憎めない愛らしさを感じてしまうような人間は存在する。本作の主人公については、そういったキャラクターにあたるだろうか。作品資料を確認すると、監督自らの失恋経験を投影した、とのこと。一体どのような失恋を経験したのだろうか、と気になってしまう。されど、監督にインタビューする機会があれば、その内容を聞くのは野暮なことだ。監督自身にとっては、自らの失恋経験を顧みることは辛かったのではないだろうか。作品のHPを拝見すると、かなり壮絶な体験だったのではないか、と思わずにはいられない。だが、自身を客観視できて、これなら映画に出来る、と思えたのはクリエイティビティの極みであろうか。作品として昇華できたことを讃えたい限りである。失恋した相手からも、映画にしていいよ、と言われたようなので、どれだけ懐の広い方であっただろうか。そんな方にフラれたのならば、当時の監督はどのような人間性だったのだろう…といったことはさておき、作家性を構築して、このように劇場公開に至っていることを喜ぶべきだ。

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映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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