津田寛治さんが自分自身の役を演じるミステリー『津田寛治に撮休はない』がいよいよ劇場公開!
©映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会
撮影・稽古・打合せ・イベントを繰り返し、撮休の概念のない津田寛治さんだが、ある日をきっかけに不可思議なことが起こり始め、何者かに付きまとわれる感覚に心をすり減らしていく『津田寛治に撮休はない』が3月28日(土)より全国の劇場で公開される。
映画『津田寛治に撮休はない』は、これまで多くの映画やドラマでさまざまな役どころを演じてきた俳優の津田寛治さんが、主役として初めて自分自身を演じた新感覚ミステリー。映画ファンであれば誰もが知る俳優・津田寛治。撮影や稽古、打ち合わせ、イベントなど多忙な日々を送る彼に”撮休”という概念はない。ある日を境に、津田の周囲で不可解な出来事が起こるようになり、彼は自分が何者かに付きまとわれているという疑いを持ちはじめる。津田は次第に精神をすり減らし、自分自身を見失い、ついには奇妙な幻覚まで見るようになってしまう。そんな彼に、驚きの事実が待ち受けていた。
本作では、渡辺哲さん、岩崎ひろみさん、篠田諒さん、駒井蓮さん、板橋駿谷さん、映画監督の井口昇さんが本人役で登場するほか、津田さんの娘である幸役で平澤由理さん、映画監督の傘無定久役でこばやし元樹さん、若手人気タレントの忍木田RENTO役で一ノ瀬竜さん、津田さんのマネージャーである九味星子役で中村祐美子さんが出演。『断捨離パラダイス』『夜を越える旅』の萱野孝幸さんが監督・脚本を手がけた。

©映画『津田寛治に撮休はない』製作委員会
映画『津田寛治に撮休はない』は、3月28日(土)より全国の劇場で公開。関西では、4月3日(金)より滋賀・近江八幡のイオンシネマ近江八幡や奈良・橿原のユナイテッド・シネマ橿原や和歌山のイオンシネマ和歌山、4月17日(金)より大阪・梅田のテアトル梅田や心斎橋のkino cinéma心斎橋、4月24日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都、4月25日(土)より神戸・元町の元町映画館で公開。
俳優、津田寛治。映画やドラマが好きな人であれば一度はこう思ったことがあるだろう…「津田寛治って作品出過ぎじゃない?」と。今回の「ツダカン」はまさかの本人役。俳優 津田寛治、を演じる津田寛治は、観客の心の声に応えるように映画冒頭から働きに働く。1つの役からまた次の役へ、あらゆる職業、性格の男の人生を駆け抜けるように演じていく。あまりに忙しそうで面食らうが、実際、彼の出演数を考えるとあながち盛った描写ではないのかもしれない。
何作も掛け持ちで役をこなす生活の中で、ある日、「神田実」とマジックで記名された台本を部屋に見つける。知らない名前と身に覚えのない作品の台本に困惑するが、考える暇もないくらい迫り来る次の仕事。そうこうしているうちに、現実と虚構の世界が混同していく。今の自分は役なのか、役者なのか。そもそも何のために津田寛治はこんなに仕事を詰め込むのか。
今作で特に印象に残ったのは、行く先々の現場にいる共演者やスタッフのリアリティ。演技論を熱心に勉強する後輩、逆に演技に興味ゼロのアイドル俳優、クセの強い監督、芸術より利益優先のプロデューサー。それぞれが独自の「正しさ」を持ち合わせながら進められていく撮影。業界に蔓延るしがらみや理不尽を包み隠さず表してる点に、そこで揉まれながらも戦う全ての俳優への賞賛を感じた。
今後もきっと注目作品には大体登場するであろう津田寛治さんの、「今」をリアルタイムで見届ける事のできる貴重な作品。
fromマスダ
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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