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モヤモヤするとこがあったら、最初の一歩を踏むことを実験していただいたら嬉しいな…『レンタル・ファミリー』舞台挨拶開催!

2026年2月5日

東京で落ちぶれた外国人俳優が、他人の家族役を務める仕事を通してさまざまな人生に触れ、失っていた生きる喜びを見いだす『レンタル・ファミリー』が2月27日(金)より全国の劇場で公開。2月5日(木)には、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマで舞台挨拶が開催された。

 

映画『レンタル・ファミリー』は、『ザ・ホエール』で第95回アカデミー主演男優賞に輝いたブレンダン・フレイザーさんが主演を務め、全編日本で撮影を敢行したヒューマンドラマ。長編デビュー作『37セカンズ』やドラマ「BEEF ビーフ」などで注目された日本人監督のHIKARIさんがメガホンをとり、東京で暮らす落ちぶれた俳優が、レンタル・ファミリーの仕事を通して自分自身を見つめ直していく姿を描く。かつて歯磨き粉のCMで一世を風靡したものの、近頃は世間から忘れ去られつつあるアメリカ人俳優フィリップ。俳優業を細々と続けながら東京で暮らし、すっかり街になじんでいた。そんなある日、フィリップはレンタル・ファミリー会社を経営する多田から仕事を依頼される。レンタル・ファミリーとは、依頼人にとって大切な”家族”のような役割を演じることで報酬を得る仕事。最初のうちは、他人の人生に深く関わることに戸惑うフィリップだったが、仕事を通して出会った人々と交流していくうちに、いつしか彼自身の心にも変化が起こりはじめる。レンタル・ファミリー会社を営む多田役で平岳大さん、レンタル・ファミリー会社の俳優として働く愛子役で山本真理さん、老優の喜久雄役で柄本明さんが共演した。[配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン]

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今回、上映前にまずHIKARI監督が登壇。今作のワールドプレミアは、昨年9月のトロント国際映画祭。いよいよ今月末に日本の劇場で公開されるタイミングとなり「気がついたら…あっという間に今日に至りました。こんなに沢山の方々が集まってくださるなんて思ってもいなかったので、本当に光栄」と感無量に。そして、フィリップ役のブレンダン・フレイザーさんを呼び込んだ。

 

 

劇場公開を3週間後に控え、HIKARI監督は「早く皆さんにお見せしたい」という気持ちと、ワクワクドキドキしている気持ちが合わさり「大阪の人情がたくさん溢れているストーリーなので、本当に沢山の皆さんに、劇場公開が始まったらすぐ来ていただけたら嬉しいな」と楽しみにしている。ブレンダンさんは、日本を舞台にした本作への出演について、HIKARI監督と初めてお会いした時のことを思い出しながら「この物語はファミリーの物語。 人と人との繋がりを描いている。そして、デジタル化されていく今の世の中で、孤独を打ち消してくれる物語だったから。タイトルを見た瞬間から絶対これ出演したいな、と思っていました。だから、最初にお会いした時に作品について話す必要はなかったんですね」と明かす。そして、監督について「の妹でもあります」と表現し「なので、僕の方から出演させてもらえないでしょうか」と伺ったようだ。

 

 

18歳まで大阪で過ごしていたHIKARI監督。吉本新喜劇に馴染んでいたこともあり、今回、内場勝則さんと未知やすえさんが登場。一足早く本作を鑑賞した内場さんは「ホント優しい気持ちになって、家族のことを思った。自分はこの家族の中でちゃんと役割を果たしているかな、とか色々考えるところがありました。 すごい優しい映画でした」と感想を伝えた。未知さんは「監督が日本を愛してくださっている、という気持ちがすっごく伝わったんです。だから、後半は涙が止まらなくて、感動。 そして、ブレンダンさんの優しさがすごく伝わった映画でした」と思いを伝えていく。そこで、今度は大阪を舞台にした作品への期待がHIKARI監督に寄せられてしまい、困惑ぎみ。すると、内場さんと未知さんの会話の中で、”おばはん”というキーワードが盛り込まれ、未知さんにスイッチが入っていく。となれば、怒りの矛先はHIKARI監督とブレンダンさんにも向かっていくが…と御馴染みのパフォーマンスが展開された。この光景を目の前で見せてもらったHIKARI監督は感激。ブレンダンさんは困惑するかと思いきや「全部ヤラセですか?」と日本語で反応し、楽しんだようだ。とはいえ、未知さんもブレンダンさんを前にして芸を披露するのは怖かったようで、ノリを楽しんでくれたことに安堵していた。

 

 

最後に、HIKARI監督は「本当にここに来るまで6年ぐらいかかったんですよね、2019年にアイデアが浮かんでから。コロナ禍があって、そこから、私もテレビシリーズを撮って、帰ってきて脚本を書いて、よし!と思ったら、今度はストライキがあって、1年保留になって…というのがずっと続いてきて、やっと2年前に撮影があって…」と振り返りながら「この作品は、私が高校で留学した時、本当にアジア人が1人で、白人が周りにいる中で孤独な気持ちも感じながら体験した。でも、その時に、国籍が違ってもサポートしてくれている友達は今でも友達。その愛を今の時代で、東京にいる白人の男性が、様々な形で落ちているところから様々な人とコネクトして、そして新しい人生を見つけていくストーリーなんです」と説く。そして「コネクションはすごく大切だな、と思っています。 今、スマートフォンによってコネクションが少なくなっている。この映画を見られた後、もし感じる人がいたら、電話をする。メッセージじゃなく声を聞く。 もし、自分で詰まっていてモヤモヤするとこがあったら、聞いてもらうこともすごく大切だと思う。とにかく最初の一歩を踏むことを実験していただいたら嬉しいな」と思いを込めていく。ブレンダンさんは「本当に言葉では言い尽くせない思いがあります。ので、この作品は、孤独へのラブレターでもあります。 物語の舞台は東京ですけれども、世界中のどの都市にもあてられる物語だと思います」と話し「実は、初来日した25年ぐらい前から、生涯ずっと密かに日本の作品に出演したい、とずっと願っていたんですね。 本当に自分にとって深い意味のある作品になりました。そんな作品に歓迎してくださったHIKARI監督と、歓迎してくださっている大阪の皆様にも御礼を申し上げたいです。 ぜひ楽しんでください」と伝え、舞台挨拶を締め括った。

 

映画『レンタル・ファミリー』が2月27日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマ、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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