豪華客船で恋と冒険が繰り広げられるミュージカル・痛快ラブコメ《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『エニシング・ゴーズ』》がいよいよ劇場公開!
©Tristram Kenton 松竹 ©BroadwayHD/松竹
大西洋を横断する豪華客船を舞台に、乗組員や多彩な乗客たちが冒険を繰り広げる《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『エニシング・ゴーズ』》が10月31日(金)より全国の劇場で公開される。
《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『エニシング・ゴーズ』》は、20世紀アメリカを代表する作詞家・作曲家コール・ポーターの楽曲を用いたロングラン・ミュージカル「エニシング・ゴーズ」を映像収録してスクリーン上映。2011年に同作品で第65回トニー賞ミュージカル主演女優賞に輝いたサットン・フォスターを再び主演に迎えた、2021年のブロードウェイ・プロダクション版舞台を収録。大西洋を横断する豪華客船「SSアメリカン号」を舞台に、ナイトクラブの歌姫、結婚を控えた実業家、ギャングとその情婦ら、個性豊かな乗客たちが繰り広げる恋と冒険の行方を、華やかなダンスとウィットに富んだ歌詞、ドタバタの展開を絶妙に絡みあわせて描き出す。ニューヨーク・ブロードウェイの傑作舞台を映画館で上映する「松竹ブロードウェイシネマ」シリーズの1作。

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《松竹ブロードウェイシネマ2025秋/『エニシング・ゴーズ』》は、10月31日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のMOVIX京都、神戸・三宮の kino cinema 神戸国際で公開。
大西洋を横断する豪華客船のデッキを舞台に行われるブロードウェイ・ミュージカルである本作。「Anything Goes」自体は、何でもあり、という意味を指す。多種多様な乗客達が織り成す恋の行方を、ブロードウェイらしい賑やかなダンスと歌詞がのせられ、ひたすらドタバタしていくストーリーテリングがあり、まさに”何でもあり”過ぎる作品である。日本で作られている喜劇と同じようにクスっと笑わせてくるネタが満載で、飽きることなく最後まで惹き込まれてしまう。基本的には、乗客側がメインのキャラクターとして描かれているが、乗組員や船長は、乗客からの煽りを受けながら個性を発揮していく。次第に、乗客と乗組員らが入り乱れていく展開となり、誰が誰だか混乱してしまうギリギリの状態にまで陥っていきながらも、作品としてのおもしろさをキープしていくのが秀逸である。大西洋を横断する旅程を描いているだけにも関わらず、人生の1ページを描いているといっても差し支えない出来事であるのが興味深い。終始一貫して楽しむことが出来るロングラン・ミュージカルであることが納得できる一作であった。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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