事故で最愛の娘を亡くした女性が、手放してもなぜか戻ってくる人形に翻弄されるドールミステリー『ドールハウス』がいよいよ劇場公開！

2025年6月10日

幼い娘を亡くした母親が、子供の代わりに骨董市で見つけた人形を可愛がるも、子供を新たに授かったことで、奇妙な出来事が起き始める『ドールハウス』が６月１３日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『ドールハウス』は、亡き娘に似た人形に翻弄される家族の恐怖をオリジナル脚本で描いたミステリー映画。５歳の娘である芽衣を事故で亡くした鈴木佳恵と看護師の夫である忠彦。悲しみに暮れる日々を過ごしていた佳恵は、骨董市で芽衣に似たかわいらしい人形を見つけて購入し、我が子のように愛情を注ぐことで元気を取り戻していく。しかし佳恵と忠彦の間に新たな娘である真衣が生まれると、２人は人形に見向きもしなくなる。やがて、５歳に成長した真衣が人形と遊びはじめると、一家に奇妙な出来事が次々と起こるように。人形を手放そうとしたものの、捨てても供養に出してもなぜか戻ってきてしまう。佳恵と忠彦は専門家の助けを借りながら、人形に隠された秘密を解き明かしていくが…

本作では、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の矢口史靖監督が長澤まさみさんを主演に迎え、佳恵とともに人形の謎に迫る夫の忠彦を瀬戸康史さん、佳恵と忠彦の前に現れる呪禁師の神田を田中哲司さん、私服警官の山本を安田顕さん、忠彦の母である敏子を風吹ジュンさんが演じる。

映画『ドールハウス』が６月１３日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のＴＯＨＯシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや難波のＴＯＨＯシネマズなんば、京都・二条のＴＯＨＯシネマズ二条や三条のＭＯＶＩＸ京都や九条のＴ・ジョイ京都、神戸・三宮のＯＳシネマズミント神戸等で公開。

これまでコメディ作品を中心に手掛けてきた矢口史靖監督が、まさか本作のようなミステリー映画を手掛けるとは予想だにしなかった。しかも、日本ならではの人形を題材にこれほどゾッとするような展開に至るストーリーテリングまで構築するとは畏れ入るばかりだ。冒頭からショッキングな出来事が起こってしまうので、小さなお子さんがいる親御さんが鑑賞する際は、心身を整えた上で鑑賞することを忠告しておきたい。だが、そんな辛い出来事の後に遭遇していく一連の件は、ひょっとしたら共感を覚える人もいるかもしれない。ある種の安堵感や幸せに満ちた光景も映し出されていくが、油断していると何かが起きてしまうのが、このミステリーの醍醐味。これ程までに人形に振りまされてしまうとは思いもしないだろう。そして、まさか人形にまつわるミステリーの真相が、このようなことだったとは予想だにしなかった。フィクションと云えど、衝撃的過ぎてゾッとするしかないのではないか。これぞ、”ドールミステリー”とも云うべき真骨頂な作品であった。このようなミステリー映画を手掛け、自らのジャンルを広げたならば、矢口史靖監督は次なる作品でどのようなスタイルに挑戦するのか、今から楽しみでしかない限りだ。

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