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いろんな愛の形が見られる素敵な作品だと思います…『おいしくて泣くとき』長尾謙杜さんと當真あみさんと横尾初喜監督を迎え公開直前イベント舞台挨拶開催!

2025年3月25日

©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

 

孤独な少年と少女の初恋と突然の別れ、30年の時を超えて明かされる少女の秘密を描く『おいしくて泣くとき』が4月4日(金)より全国の劇場で公開される。3月25日(火)には、長尾謙杜さんと當真あみさんと横尾初喜監督を迎え、公開直前イベントや舞台挨拶が開催された。

 

映画『おいしくて泣くとき』は、なにわ男子の長尾謙杜さんが劇場映画初主演を務め、人気小説家である森沢明夫さんの長編小説を映画化したラブストーリー。同じく森沢明夫さん原作の映画『大事なことほど小声でささやく』も手がけた横尾初喜監督がメガホンをとり、男女の突然の別れに隠された秘密をめぐる物語を描く。幼い頃に母を亡くした心也と、家に居場所がない同級生の夕花。学級新聞の編集委員を任された2人は、最初はぎくしゃくするも次第に打ち解け、2人だけで”ひま部”を結成する。それぞれ孤独を抱える心也と夕花は距離を縮めていくが、ある事件をきっかけに夕花は姿を消し、心也は行き場のない思いを抱えたまま、交わした約束を胸に彼女を待つ。突然の別れから30年が経ったある日、夕花の秘密が明かされる。アニメ映画『かがみの孤城』で主人公の声優を務めた當真あみさんがヒロインを務め、子ども食堂を切り盛りする心也の父である耕平を安田顕さん、心也の亡き母である南を美村里江さん、父の想いを受け継いで子ども食堂を守る30年後の心也をディーン・フジオカさんが演じた。

 

今回、開始30分前に登壇告知という平日のゲリライベントにも関わらず、大阪・アメリカ村のランドマークである三角公園には約1000人が集まり、RIBIAオープンステージに3人が姿を見せると会場からは大歓声が巻き起こった。長尾さんは「すごく嬉しいです」と話し、當真さんは「こんなに来て下さると思ってなかった」と大感激、「いや~ちょっと圧巻です。びっくりしてます」という横尾監督と共に、MCにうながされ3人全員で“たこ焼きポーズ”を披露。地元・大阪の思い出を問われた長尾さんは「ほぼ毎日この辺で遊んだりしていたので、ここでこうやってイベントができるのが、すごくエモい」と学生時代を懐かしみ、「おかえり~」というファンの声に「ただいまです!ありがとう~」と応じた。

 

本作では主人公で高校生の心也を演じた長尾さんは「自分の学生生活を思い出しながら演じました。心也はとてもピュアで正義感が強い子なので、逆に(心也に)教わったところもありました」と撮影を振り返る。長尾さんと當真さんが醸し出す自然な空気感について問われた横尾監督が「順撮りの撮影だったので、最初は初めましてで本当にぎこちない2人から始まりました」と明かすと、長尾さんは「(2人の距離が縮まっていく様が)いい感じで作品にも出ているんじゃないかなと思います」とコメント。當真さんは「長尾さんはもちろん年齢も芸歴も先輩なので、少し緊張はあったんですけど、撮影の雰囲気を和ませるためにも話しかけてくださったりしたので、本当に助けられました」と長尾さんへの感謝を語った。

 

号泣必至の本作について、長尾さんは「皆さんが経験したことがあるような、初恋であったり、大切な人を想う気持ちであったりが繊細に描かれている作品。初恋の“愛”、家族からの“愛”、友情の中の“愛”…。30年間にわたるストーリーを描いていて、いろんな愛の形が見られる素敵な作品だと思います」と語り、當真さんは「長尾さん演じる心也と私が演じる夕花、それぞれ抱えているものがあってあと1歩前に踏み出せない。心につっかえたものがあるんですけど、それを乗り越えていく部分がやっぱり感動ポイントかなと思います」とアピール。最後は集まったお客さんと一緒に「大阪~!」「おいし泣き~!」のコール&レスポンスで盛り上がった。

 

©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

 

場所をなんばパークスシネマに移して行われた舞台挨拶の会場には、さっきまでアメ村のイベントに参加していたという観客もおり「ここまで走って来られたんですね!おつかれさまです」とねぎらいの言葉をかける長尾さん。劇場長編映画初主演作を引っ提げての大阪凱旋舞台挨拶を迎えた気持ちを問われ「公開が近づいてきて、ちょっと緊張しますね。こうやって皆さんも楽しみにしてくださってたのが今実感できて、すごく嬉しいです」と一言。5年前から企画を進めていたという横尾監督は「まさにコロナの時期でなかなか動けなかった頃に、この原作を見つけた。やっと皆様に観ていただけるということですごく感慨深いです。やっぱり中心となるのは心也と夕花の高校制時代の物語なので、とにかく本読みのときから長尾さんと當真さんと会話をたくさんしながら、お二人と一緒に旅をするような気持ちで作り上げていきました」と本作への思いを語った。

 

©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

 

そして劇中のキーアイテムである“幸せを運ぶ”四つ葉のクローバーにちなみ、「幸せだなと感じる時」を各々発表することに。「家族といるとき」と話す横尾監督は、5歳の息子から「『おいしくて泣くとき』のポスターを見つけた」と先程ボイスメッセージが届いていたことを明かし「すごくほっこりした気持ちで今ここに立っています」と幸せいっぱいの表情。當真さんは「誰かと他愛もない会話をしている時間。友達だったり、家族だったり、お仕事の現場の方だったり…後から何を話していたんだろうって思い出せないぐらい、本当に他愛もない会話。そういう時間があるのが幸せだなと思います」と話した。長尾さんは「やっぱりメンバーといる時間はすごく幸せ」だそうで、「個人でお仕事をさせていただいて、メンバーに会うとすごいほっこりします。映画館で僕らがこの作品で着た衣装をいま飾っているみたいで、メンバーの藤原丈一郎、丈くんが、その写真を撮って送ってきてくれたりとか、今日も朝の情報番組出させてもらっていたんですけど、それも見てぱっと写真送ってきてくれて。すごく幸せだなと思います」と、メンバー愛を熱く語った。

 

舞台挨拶の終わりに、ヒロインである夕花の弟役を演じた矢崎滉くんが、自分が出た作品を見に会場に来ていることを横尾監督が明かすと「こっち来たら?」という長尾さんの一声で壇上へ。撮影の思い出を聞かれ「みんなと話せたのがやっぱり楽しかった」と初々しく答える姿に、長尾さん、當真さん、横尾監督全員の笑みがこぼれる中フォトセッションが行われ、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。

 

©2025映画「おいしくて泣くとき」製作委員会

 

映画『おいしくて泣くとき』は、4月4日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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