兄弟デュオ、ドニー＆ジョー・エマーソンの実話を基にした伝記映画『ドリーミン・ワイルド名もなき家族のうた』がいよいよ劇場公開！

2025年1月28日

実在する米国の音楽デュオ、ドニー＆ジョー・エマーソンの実話を基にした伝記映画『ドリーミン・ワイルド名もなき家族のうた』が１月３１日（金）より全国の劇場で公開される。

映画『ドリーミン・ワイルド名もなき家族のうた』は、アメリカの兄弟デュオであるドニー＆ジョー・エマーソンの実話をもとに描いたヒューマンドラマ。１９７０年代後半、ワシントン州の田舎町で暮らす１０代の青年ドニー・エマーソンは兄ジョーと音楽デュオを結成し、父が息子たちのために自作したスタジオで数々の楽曲を生む。しかし情熱を注ぎ込んで完成させたアルバム「ドリーミン・ワイルド」は世間から見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。約３０年後、かつて思い描いていた夢とは程遠い人生を送っていたドニーは、自分たちのアルバムがコレクターによって発見され、“埋もれた傑作”として再評価されていることを知る。家族は思いがけない成功に喜ぶが、ドニーはずっと目を背けてきた自身の過去や感情と向きあうことを余儀なくされる。

本作では、『ラブ＆マーシー終わらないメロディー』のビル・ポーラッド監督が『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のオスカー俳優ケイシー・アフレックを主演に迎え、『（500）日のサマー』のズーイー・デシャネルがドニーの妻ナンシー、『クワイエット・プレイス』シリーズのノア・ジュプが青年期のドニーを演じた。

映画『ドリーミン・ワイルド名もなき家族のうた』は、１月３１日（金）より全国の劇場で公開。関西では、１月３１日（金）より大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のkino cinema心斎橋、神戸・三宮のシネ・リーブル神戸、２月７日（金）京都・烏丸の京都シネマ等で公開。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の主演俳優であるケイシー・アフレックが本作で主演を演じることに意味があると感じずにはいられない。

約３０年前に制作されたアルバムが現在になって再発されることになる。今や世界中にムーブメントがおきているような日本のシティ・ポップへのリヴァイバルのようにも感じられるが、実際には個々の複雑な事情があった。兄弟によるデュオに希望を感じ、自らの資産を以てスタジオを作るまでに情熱を注ぎこんだ父親の愛情はどれほどだっただろう。その愛情を受ければ受ける程に、結果を出せなかったことへの複雑な心境は本人にしか分からない。３０年後にようやく光があたり、一念発起するには、感情の整理がどうしても追いつかないだろう。再び前を向いて動き出すには、相棒である兄が必要だろうか。生涯のパートナーからのサポートも必要になった世代か。いや、はやり心のしこりとなっている父親と向き合うことか。本作は、あくまで実在のデュオ、Donnie & Joe Emersonが制作したアルバム「Dreamin’ Wild」にまつわる物語。最後まで観終えた時にどのような感情を抱いたか、真摯に語り合いたくなる作品である。

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