“絶対に失敗しない”孤高のフリーランス外科医の誕生の秘密や壮絶な半生を描く『劇場版ドクターX』がいよいよ劇場公開!
©2024「劇場版ドクターX」製作委員会
フリーランスの天才外科医である大門未知子誕生の秘密が明かされ、医師免許剥奪をかけた最大の危機に立ち向かう『劇場版ドクターX』が12月6日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『劇場版ドクターX』…
フリーランスの天才外科医・大門未知子は、某国大統領の命を救うため日本を離れていた。その頃、東帝大学病院では凄腕の外科医・神津比呂人が新病院長に就任。彼は政財界にも顔が利き、双子の弟・多可人は医療機器メーカーのCEOで資金のバックアップもある。比呂人は徹底的な合理化を進め、医師や看護師を次々と辞職させていく。かつての同僚・森本に呼び戻された未知子は比呂人と意気投合するが、未知子の師匠・神原晶と会った比呂人は顔色を変える。一方、森本は未知子の過去を探るため広島・呉へ向かう。
本作は、2012年10月からテレビ朝日系列で7シリーズに渡って放送された米倉涼子さん主演の医療ドラマ「ドクターX 外科医・大門未知子」のシリーズ完結編となる劇場版。キャストには主演の米倉さんをはじめ、田中圭さん、内田有紀さん、西田敏行さんらおなじみのメンバーが再結集。新病院長の神津比呂人と双子の弟である多可人を染谷将太が1人2役で演じ、研修医の東村練役でなにわ男子の西畑大吾さん、未知子の過去を知る呉の開業医である河野明彦役で綾野剛さん、医学生時代の未知子役で八木莉可子さんが新たに参加。さらに、伊東四朗さん演じる毒島隆之介がドラマ第3シリーズ以来久々に登場し、ドラマ全シリーズのナレーションを務めた田口トモロヲさんが多可人の主治医である進藤悠介役で劇中に初出演した。
©2024「劇場版ドクターX」製作委員会
映画『劇場版ドクターX』は、12月6日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等等で公開。
2012年から始まった「ドクターX 外科医・大門未知子」は、気づけば第7シリーズまで。特定の病院や医局に属さないフリーランスの女性外科医の活躍を描きながらも、病院や医局を転々としながら対立するキャラクター同士のコミカルなやり取りがあったり、放送当時の流行や時事ネタを取り込んでいたりしており、シリーズ毎にある驚きの展開にワクワクしてきた。そんなシリーズが意外にも初の映画化。しかも、本作を以て完結、とは注目せずにはいられない。大門未知子の知られざるルーツが描かれており、意外にも医者の卵だった時代には、ドクターXといわれるようになるとは思えない存在だったとは…天才は生まれた時から天才ではなかったんですね。フィクションとはいえ、人には知られざる過去があるわけだ。「私、失敗しないので。」という本シリーズのキャッチコピーとなる台詞が如何にして生まれたのか、納得せざるを得ない。そして、本作で未知子が対峙する登場人物も一筋縄ではいかぬキャラクターばかり。だが、その本質に気づかされた時、決して敵対するような人物として描いていないことによって本作が人気シリーズであることを改めて信頼できる。劇場版ならではのダイナミックでトリッキーなストーリーテリングにワクワクしながら、完結編として十分に楽しんでみよう。最後に、東帝大学病院長の蛭間重勝を演じた西田敏行さんのご冥福をお祈り申し上げます。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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