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ザ・ビートルズの初期6年間を追ったドキュメンタリー『NO ハンブルク NO ビートルズ』がいよいよ劇場公開!

2024年12月2日

©2024 A BI Hamburg Production Ltd

 

ハンブルクへの初訪問の経緯をはじめとした初期のザ・ビートルズを、元メンバーのアーカイブ映像・音声を交えて再現した『NO ハンブルク NO ビートルズ』が12月6日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『NO ハンブルク NO ビートルズ』は、ザ・ビートルズ活動初期のドイツ・ハンブルク時代に焦点を当てたドキュメンタリー。リバプール出身のザ・ビートルズが活動初期に多くの時間を過ごし、そのスタイルを確立させたハンブルク時代。1960年のハンブルク初訪問の経緯から、1963年のセカンドシングル「プリーズ・プリーズ・ミー」のイギリスでの大ヒットを経て、1966年の6回目の訪問までを、元メンバーおよび関係者の証言やアーカイブ映像・音声、アニメーションなどを織り交ぜながら時系列で振り返っていく。

 

本作では、初代ドラマーのピート・ベストや初代マネージャーのアラン・ウィリアムズが出演し、アーカイブ映像にはジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、初代ベーシストのスチュアート・サトクリフらメンバーをはじめ、彼らのほとんどの曲を手がけたレコードプロデューサーのジョージ・マーティン、サトクリフの恋人アストリッド・キルヒヘア、ミュージシャンのリトル・リチャードが登場。『ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実』のロジャー・アプルトンが監督を務めた。

 

©2024 A BI Hamburg Production Ltd

 

映画『NO ハンブルク NO ビートルズ』は、12月6日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のテアトル梅田や難波のなんばパークスシネマや堺のMOVIX堺、12月20日(金)より神戸・三宮のkino cinéma 神戸国際、12月27日(金)より京都・烏丸御池のアップリンク京都で公開。

ザ・ビートルズといえば、英国のリヴァプール出身であることは周知の事実。だが、結成してLIVE巡業修行をしていたのは、西ドイツのハンブルクだった。「ザ・ビートルズ」として名乗り始めた1960年、まだリンゴ・スターはおらず、ベーシストのスチュアート・サトクリフやドラマーのピート・ベストがいた頃だ。アメリカ由来のロックンロールが英国にも浸透していった頃、カバー曲からオリジナル楽曲を制作していった時に訪れたのがハンブルク。まずは小さなクラブから始まると思いきや、ストリップクラブで演奏することに。ショーとLIVEを交代で披露する形式だったことから、当時を想像すると、客を見ながらのLIVEは精神的に大変だったことは想像できる。というか、ザ・ビートルズでさえ、そんなところから育っていたことに驚くばかり。とはいえ、ステージを重ねていくと、バンドとしての人気が盛り上がり、キャパシティの限界を超え、一歩ずつ大きなハコへと上り詰めていったわけだ。そして、メンバーの入れ替わりも当然ありながら、メンバー間の絆が結ばれていったことになる。そして、リヴァプールからロンドン、世界のバンドとして知られていくわけだ。1966年の来日公演の前にもハンブルクに訪れており、ザ・ビートルズにとってハンブルクがどれだけ重要な場所であるか理解できる作品として公開されている。なお、「ビートルズ・イン・ハンブルク―世界一有名なバンドを産み出した街」といった書籍も今年4月に発売されており、さらに理解を深めていくこともお薦めだ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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