2023年にインドで興行収入1位を記録した意義あるアクション映画『JAWAN／ジャワーン』がいよいよ劇場公開！

2024年11月25日

ある目的のために包帯で顔を覆った謎の男と女性たちが、ムンバイの地下鉄で乗客を人質に取り、政府に多額の身代金を要求する『JAWAN／ジャワーン』が１１月２９日（金）より全国の劇場で公開される。

インド北部の国境近くの村に、川の上流から瀕死の男が流れ着く。男は老薬師のもとで眠り続けていたが、ある夜、村が軍服姿の男たちに襲撃されると突然目を覚まし、侵入者たちを次々と血祭りに上げていく。３０年後、全身に包帯を巻いた謎の男と若い女たちがムンバイの地下鉄を乗っ取り、政府に対して４０００億ルピーを要求する。人質となった乗客たちの中には、悪徳武器商人カリの娘アーリヤの姿もあった。カリは多額の身代金を支払い、その金は犯人によって全国７０万人の農民の銀行口座に振り込まれる。解放された乗客たちに紛れて姿を消した犯人たちが向かったのは、郊外にある女性刑務所だった。

本作は、ボリウッドを代表する人気俳優シャー・ルク・カーンがタミル語映画界の若手監督アトリとタッグを組んだアクション映画。『ダルバール復讐人』のナヤンターラー、『PATHAAN パターン』のディーピカー・パードゥコーン、『マスター先生が来る！』のビジャイ・セードゥパティらが共演している。

映画『JAWAN／ジャワーン』は、１１月２９日（金）より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のなんばパークスシネマ、京都・三条のＭＯＶＩＸ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。

昨年公開の『PATHAAN/パターン』においても観る者がぶっ飛んでしまうアクションを見せつけた、“キング・オブ・ボリウッド“ことシャー・ルク・カーン。本作では、タミル語映画ことコリウッドの若手ヒットメーカーと初のタッグを組んでいる。そこで見せつけられたのは、シャー・ルク・カーンが七変化を存分に超えるが如くのビジュアルと巧みで見事なストーリーテリング。シャー・ルク・カーンってこんなビジュアルだったっけ？と錯覚しそうな変装ぶりには驚かされるばかり。そして、彼が演じた主人公の男が意図した目的とは何だったのか、と気づかされた時、大作インド映画ならではのストーリー展開でありながら、トリッキーな仕掛けにはワクワクしてしまう。だが、本作はそれだけのおもしろさだけではない。昨年のインドで興行収入１位を記録したことに意義があると思わずにはいられないメッセージも十分に込められている。現実的には本作のような出来事は起こりえないけれども、映画だからこそ現実の社会に伝えたいメッセージを見事に表現できることを体現している作品でもあった。本作がインドや世界に対して何を伝えたいのか、しっかりと観届けてほしい作品である。

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