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ムファサはディズニー史上最も温かく、切ない物語…『ライオン・キング:ムファサ』難波八坂神社の獅子殿に渡辺謙さんが降臨!

2024年11月18日

壮大なアフリカを舞台に、ライオンの王子と、迎え入れられた孤児のライオンの間の絆を描く『ライオン・キング:ムファサ』が12月20日(金)より全国の劇場で公開される。11月18日(月)には、吹替版でヴィラン役の声優を担った渡辺謙さんが、獅子(ライオン)に所縁のある大阪・難波の難波八坂神社を訪れた。

 

映画『ライオン・キング:ムファサ』は、名作ディズニーアニメを実写化した2019年製作の映画『ライオン・キング』の前日譚で、若き日のムファサ王とスカーの兄弟の絆を描いた。息子シンバを命がけで守ったムファサ王。かつて孤児だったムファサの運命を変えたのは、後に彼の命を奪うスカーとの出会いだった。両親を亡くしひとりさまよっていた幼き日のムファサは、王家の血を引く思いやりに満ちたライオン、タカ(後のスカー)に救われる。血のつながりを超えて兄弟の絆で結ばれたムファサとタカは、冷酷な敵ライオンから群れを守るため、新天地を目指してアフリカ横断の旅に出る。英語オリジナル版では『オールド』のアーロン・ピエールがムファサ、『WAVES ウェイブス』のケルビン・ハリソン・Jr.がタカの声を演じ、マッツ・ミケルセン、ビヨンセ・ノウルズ=カーターが声の出演。日本語吹き替え版では尾上右近さんがムファサ、アイドルグループ「Travis Japan」の松田元太さんがタカの声を担当。『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督がメガホンをとり、『パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊』のジェフ・ナサンソンが脚本、『モアナと伝説の海』のリン=マニュエル・ミランダが音楽を担当した。

 

本会場イベントの会場となった大阪の難波八坂神社は、巨大な獅子頭をかたどった獅子殿がトレードマークで、その大きな口で勝利を呼び込み、邪気を飲み勝運(商運)を招くと世界中から参拝者が絶えない大人気スポットの神社だ。

 

渡辺謙さんは、まず本殿でのご祈祷に参加。神主からのご祈祷を受け、本作の大ヒットを祈願した。その後、MCからご紹介があると、難波八坂神社が誇る獅子殿の獅子の大きな口から渡辺謙さんが盛大な拍手に包まれながら登場。「こんにちは。凄く良い天気で良かったです。先月から『ライオン・キング:ムファサ』キロス役を何度かに渡って収録をして、ちょうど今朝も最終チェックのセリフ直しを終え、今日大阪へやってきました」とご挨拶。また、車から獅子殿が見えたという渡辺謙さんは「車から獅子の頭が見えたときに、いかに大きいかということを感じました」と驚きの気持ちを話した。

 

 

本日、11月18日(月)はミッキーマウスのお誕生日とディズニーの記念すべき日。本作の超実写プレミアム吹替版“キロス”役発表イベントが行われた10月21日(月)は渡辺謙さん自身のお誕生日であったことを尋ねられると「たまたまそういう日に当たったので、大きなライオン・キング:ムファサバージョンのケーキでお祝いをいただきました」と自身の誕生日エピソードを明かした。

 

本作が初のディズニー作品への参加ということで本作の魅力を尋ねられると「アニメーションの頃から何作も作られている作品で、もちろん動物がメインの話だけれども、ある意味人間社会を投影しているような深いメッセージが隠されている、老若男女、そしていつの時代にも通用する、心に刺さる作品、だからこそ、その始まりの起源はどこにあるのかという作品が今回作られたと思っています」と語った。

 

さらに、予告編を見て、小さな可愛らしい兄弟であるムファサとタカ(後のスカー)が、何故あんなふうになってしまうのだろう、と切なく感じたというMCの感想を受け「今までの作品をご覧になった方々は、最後ムファサとスカーがどういう結末になるのか分かりながら、このプロセスを一緒に体感していくという、結末が見えているだけに非常に切ない話になっています。ディズニー史上最も切ない話というのがこの作品の肝かもしれないですね」と本作のポイントを語った。また「いろんな種類の動物が出てきますが、そんな多様性が人間の社会と似通っているような気がします。受け取り方によっては世代や男女でも違う感想が出てくるかもしれないので、みんなで感想を言い合ったりしても楽しいかもしれません」と本作の楽しみ方を語った。

 

 

また、自身が演じられたムファサとタカを追い詰める冷酷な敵ライオン“キロス”について尋ねられると「“キロス“は、ただ悪いことを考えているキャラクターではなく、社会から疎外されているキャラクターなんです。血のつながりからくる憎しみだけでなく、自分たちの存在意義すら壊されてしまう、そんな苦しみや悩みを背負いながら、守るべきものを守ろうとしている、そんなキャラクターです」とキャラクターについて明かした。

 

さらに、音楽を担当するのはトニー賞、グラミー賞、エミー賞を受賞のリン=マニュエル・ミランダさんが作曲された
キロスが歌唱する劇中歌「Bye Bye」について尋ねられると「たまたま私がニューヨークで「王様と私」の舞台をやっていた時に見に来ていただきましたし、私が彼の舞台を見に行った時に寛大に迎えて、一緒に写真を撮っていただきました」とリン=マニュエル・ミランダさんとのエピソードを語った上で、かなり苦労したと話す劇中歌「Bye Bye」については「字幕版の声優を演じるマッツ・ミケルセンの想いも汲み取り、アフリカっぽいノリの良い曲だけど、憎しみを込めるような歌なので、軽いノリというよりは念を込めてネチっと歌いました」と込められた想いについて語った。

 

 

最後に、大阪といえばということで、今後の阪神タイガースについて「藤川くんが新監督に就任したことについて、僕はとても良い人選だと思います。新しい体制になって選手の心持ちもすごく変わっているので、一ファンとしては見届けてシーズンを迎えたいと思っているので、ぜひ今度のキャンプは行きたいと思っています。岡田監督と矢野監督と金本監督のいいとこ取りといった感じの監督になるんじゃないでしょうか」と熱く語った。そして「12月20日(金)より『ライオン・キング:ムファサ』劇場公開が始まります。今日明日と大阪を駆け巡りたいと思っておりますので、関西のみなさまぜひ劇場に足を運んでいただければと思います」とこれから本作を楽しみにしているみなさんに向けてメッセージを贈り、盛大な拍手に包まれながらイベントは終了した。

 

映画『ライオン・キング:ムファサ』は、12月20日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田大阪ステーションシティシネマT・ジョイ梅田、心斎橋のイオンシネマシアタス心斎橋や難波のTOHOシネマズなんばなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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