連続殺人鬼と刑事の国境を越えた戦いが繰り広げられる『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』がいよいよ劇場公開!
©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会
捕らえられていた連続殺人鬼が警察をハッキングした混乱に乗じて姿を消し、韓国を発信元に日本政府へサイバー攻撃が仕かけられる『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』が11月1日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』は、日本と韓国を舞台に、スマホを持つ全ての者をターゲットにしたハッキング事件の行方を描く。長い黒髪の女性ばかりを狙った連続殺人事件。被害者は落としたスマホから個人情報を奪われ、家族や恋人のみならず命まで奪われてしまう。人の心を操る天才的ブラックハッカーである連続殺人鬼・浦野善治は、刑事の加賀谷学によって一度は逮捕されたものの、刑務所内からサイバー攻撃を企て、警察内の混乱に乗じて姿を消した。ある日、日本政府に突如として大規模なサイバーテロ攻撃が仕掛けられる。発信元は韓国のソウルで、浦野による犯行だと疑われるが…
本作は、志駕晃さんによるミステリー小説を中田秀夫監督が映画化した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第3弾にして最終章。前2作に続いて連続殺人鬼の浦野を成田凌さん、刑事の加賀谷を千葉雄大さんが演じ、井浦新さん、田中圭さん、白石麻衣さん、原田泰造さんら前2作のキャストが集結。さらに、元IZ*ONEメンバーのK-POPアーティストであるクォン・ウンビさんがヒロイン役を務め、大谷亮平さん、佐野史郎さんらが新たに参加。
©2024「スマホを落としただけなのに最終章」製作委員会
映画『スマホを落としただけなのに ~最終章~ ファイナル ハッキング ゲーム』は、11月1日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や七条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
まさに、スマホを落としたことから始まった物語が気づけば、刑事と殺人鬼の対決となり、本作では、日本と韓国をまたぐストーリーにもなってしまった本シリーズ。スマホを落とすこと自体はどこにいった?と思ってしまうかもしれないが、本作においても、スマホを落としてしまう出来事は起こり、物語の一助にはなっている。だが、1作目で描かれた出来事が印象に残っている方ほど、最終的なオチには驚かされるに違いない。とはいえ、千葉雄大さん演じる刑事と成田凌さん演じる殺人鬼の関係性は興味深く、単純な”追う・追われる”者同士の関係ではないのだ。正義と狂気は紙一重である世界を描いており、それが国をまたいでいるのだから、さらなる展開を望みたい気持ちもある。しかし、タイトルにある通り、本作はこのシリーズの最終章だ。最後でありながら、現在の技術を駆使しながら、斬新なサイバーテロ攻撃も起こしていく。最終章にありがちな大団円を見せずに趣向を凝らしているので、最後までしっかりと観届けてほしい。そして、あなたは一体何を思うだろうか、ぜひとも聞いてみたいものだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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