ボケのデッドプール&ツッコミのウルヴァリンはマーベルの漫才コンビ!?『デッドプール&ウルヴァリン』最速公開記念! 帰ってきた!デップートラック出発式開催!
型破りで無責任なマーベルヒーロー『デッドプール』シリーズの第3弾である『デッドプール&ウルヴァリン』が7月24日(水)より世界最速公開される。7月1日(月)には、大阪の天王寺公園エントランスエリア“てんしば”で、巨大デップートラックの出発式を開催。イベントには、「天王寺区住みます芸人」として“てんしば”にも馴染みのあるM-1王者ミルクボーイ、そして同期で同じくM-1王者のトレンディエンジェルが巨大デップートラックの出発を見送るためイベントに登場した。
映画『デッドプール&ウルヴァリン』は、マーベルコミック原作の異色ヒーローアクション「デッドプール」のシリーズ第3弾。ライアン・レイノルズ演じる型破りで無責任なヒーロー、デッドプールに加え、同じくマーベルコミック原作の「X-MEN」シリーズで活躍した、ヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンがスクリーンにカムバックし、2大ヒーローの共演が実現した。不治の病の治療のために受けた人体実験で、自らの容姿と引き換えに不死身の肉体を手に入れた元傭兵のウェイド・ウィルソンは、日本刀と拳銃を武器に過激でアクロバティックな戦闘スタイルのデッドプールとして戦いを続けてきた。戦う理由はあくまで超個人的なものだったが、そんな彼が世界の命運をかけた壮大なミッションに挑むことになってしまう。この予測不可能なミッションを成功させるため、デッドプールはウルヴァリンに助けを求める。獣のような闘争本能と人間としての優しい心の間で葛藤しながらも、すべてを切り裂く鋼鉄の爪を武器に戦ってきたウルヴァリンは、とある理由で、いまは戦いから遠ざかっていたが…
主人公デッドプールをライアン・レイノルズが演じ、ヒュー・ジャックマンが2017年の『LOGAN ローガン』以来となるウルヴァリン役に復帰。『ナイトミュージアム』シリーズやライアン・レイノルズとタッグを組んだ『フリー・ガイ』『アダム&アダム』、大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界」等で知られるショーン・レビが監督を務めた。
スモーク演出とともにステージ上に派手に現れた2組は、デッドプールとウルヴァリンのTシャツをそれぞれコンビで着用して登場。実は、このTシャツの組み分けはデッドプールとウルヴァリンの関係性を表している。デッドプールがボケ、ウルヴァリンがツッコミで、ふざけて絡んでくるデッドプールをウルヴァリンがばっさり切る、まさに漫才コンビのような2人の関係にちなみ、歴代M-1王者であり日本を代表する漫才コンビの2組が集結。ボケのミルクボーイ 駒場さん&トレンディエンジェル 斎藤さんがデッドプールTシャツを、ツッコミのミルクボーイ 内海さん&トレンディエンジェル たかしさんがウルヴァリンTシャツを着ている。内海さんが「あまりツッコミぽくない2人なんですがね~」と話すと、斎藤さんは「髪型ウルヴァリンにしたらまさかのデップーだったんですよ」とウルヴァリンをイメージしたヘアスタイルでイベントに臨んでいたことを語り会場が笑いに包まれた。
ステージの背後には全長7.5m・高さ約2.5mもの日本最大級のデッドプールが鎮座し、出発の時を待っている。巨大デッドプールを見た斎藤さんは「質感がスゴイですよね!」、内海さんは「細かいですね~」とその大きさと作り込みに圧倒していた。実は、このデップートラックは前作でも制作されたが、今回は日本最大級のアドトラックとしてさらにパワーアップして再制作。なんと前日の夜中に完成した。斎藤さんは「ファンの方もたまらないですよね。作っちゃう会社がスゴイ。いい意味でバカだなと(笑)。うまくデッドプールらしさを再現できてますよね!」と驚嘆。ヒーローらしからぬ肘をつき横たわるデッドプールのポーズに対し駒場さんは「この舐めた感じ…ヒーローやのに、こんな寝ころんだヒーロー見たことない!でも、これがデッドプールのいい所ですよね」と、涅槃ポーズも納得のデッドプールの破天荒なキャラクター像を説明していく。さらに斎藤さんも「これでちゃんと強いですからね!日本人に馴染みのある日本刀を二刀流でバッサバッサと切って、しかも不死身なんですよ!アクションも最高で!」とデッドプールの魅力を語り始めると、駒場さんも「ふざけてると思ったらちゃんとカッコイイんですよ!」と止まらない様子でデップー愛があふれだす。
意気投合した様子で盛り上がる駒場さんと斎藤さんを横目に静かな内海さんとたかしさん。すると、たかしさんが「いえいえ!ウルヴァリンもなんといてもアウトローですから!」と本作のもう一人のメインキャラクター、“キレるとヤバい最恐アウトロー”ウルヴァリンの存在もアピール。内海さんが「斎藤さんはウルヴァリンヘアでしょ。私はコロッサスヘアで来ましたよ~角刈りだから!でもウルヴァリンがとデッドプールが混ざるっていうのがすごいですよね!」と話し始めると、斎藤さんは「性格真逆ですからね」、内海さんは「映画でどうなるのかが本当に楽しみですね!」と全員でデッドプールとウルヴァリンの絡みについて期待しているようだ。
関西で制作されたデップートラック。イベント会場である天王寺公園てんしばを出発し、約1ヶ月をかけて全国様々なエリアを回り相方であるウルヴァリンを探す旅に出発する。「天王寺住みます芸人」としても活躍するミルクボーイの内海さんは「天王寺から出発っていうのがすごく嬉しいです!四天王寺やうえほんまちハイハイタウンとか、天王寺中を回ってほしいところなんですけど、天王寺だけじゃなく全国行っちゃうんですよね。僕ら天王寺区の一日警察署長もやってたので天王寺で暴れ出したら出動しなきゃいけないですけど」とてんしばから出発することに縁を感じつつ興奮。駒場さんはデップートラックの写真を撮りたい映えスポットを聞かれると「あべのハルカスの上にすごいテラスがあるので、そこで撮りたい」とおよそ無理難題な妄想をし「どうやって上まで持ってくねん!」と皆からツッコまれていた。
デッドプールは映画史上、最も破天荒なヒーロー。そして戦う理由は超自己中心的、毒舌&テキトーで、だけど誰より仲間思いな一面もあるなど憎めない唯一無二のキャラクターだ。改めて、デッドプールの魅力を聞かれた斎藤さんは「我々にすごく似ています。僕も適当だったりしますし、相方のたかしも影で毒舌が冴えているので”2人デッドプール”という感じです。適当だけど締めるところは締めるというところは見習いたいところです。」と自分と重なる点も踏まえて話し、内海さんは「映画の中でどれぐらいボケんねんというぐらいボケ数がすごく多いですよね!」、駒場さんは「こっちに喋りかけてくるシーンがおもしろいですよね!見てて参加している気持ちになりますよね」と好きなポイントを語り、それぞれのデップー愛を明かしてくれた。
実は、ミルクボーイの2人は昨年同じMCU作品である『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の大阪イベントでアントマンにちなんだ“アント漫才”を披露したことがあり、本作でついにデッドプールが、アベンジャーズがいるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参戦することについて内海さんは「これから絡みがどうなるんでしょうね!」、斎藤さんも「予告にでっかいアントマンが映っていましたし期待しちゃいますよね。」とこれからのシリーズ展開への期待を語った。
さらに本作の”デッドプールが世界を救うために相方としてウルヴァリンを探す”というストーリーにちなみ、トレンディエンジェルにコンビ結成のきっかけに話題が及ぶと、トレンディエンジェルはたかしさんから斎藤さんへ声をかけてコンビ結成となったことを明かし、ミルクボーイは大学のサークルで駒場さんから内海さんへ声をかけてコンビ結成となったことを明かした。内海さんからは、駒場さんはもっと目が鋭かった、駒場さんからは内海さんはもっと髪が長くて可愛らしかったという当時のエピソードも飛び出した。
この夏イチバン過激なアクション・エンターテイメントとして、日本を席巻するだろう本作。斎藤さんは「デッドプールの笑いとウルヴァリンがそれをどう締めてくるかという2人の化学反応と今後どうなっていくのか、他のキャラクターとどう絡んでいくのかということに期待しています」、続いて駒場さんは「僕らの漫才みたいに真面目だと思ったら真面目じゃなかったり、のラリーが見ものかなと思います。」とその公開を待ちきれない様子で期待を語った。
そして、いよいよデップートラックの出発時間が近づくと、斎藤さんがいきなりステージ上で寝そべりデッドプールと同じポーズになってその瞬間をスタンバイ。駒場さん&斎藤さんによる「デッドプール!」の号令に続いて全員が「出発進行!!」とコールし、ついにデップートラックが会場を出発!全員が口々に「行ってらっしゃ~い!」と見送り、デッドプール&ウルヴァリン愛にあふれる2組揃ってデッドプールの相方探しへの旅を盛大に見送り、イベントは締め括られた。
映画『デッドプール&ウルヴァリン』は、7月24日(水)に世界最速公開。なお、デップートラックは、7月1日(月)から8月1日(木)まで大阪など関西から、名古屋、静岡を経て東京方面の巡回を予定。デップートラックを見つけたら写真を撮って投稿する「#デップーはウルヴァリンを探してますキャンペーン」も開催中だ。
- キネ坊主
- 映画ライター
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- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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