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Kisssh-Kissssssh映画祭2017コンペティション長編部門グランプリ受賞『ミスムーンライト』!関西の映画館でも公開!

2017年11月4日

(C)ミスムーンライト製作委員会

 

2017年9月16日~17日に開催された「Kisssh-Kissssssh映画祭2017」において、自主制作映画コンペティション部門の長編映画部門グランプリに輝いた松本卓也監督による映画『ミスムーンライト』が、関西の映画館でも11月11日(土)より上映を開始する。

 

松本卓也さんは、映像製作団体「シネマ健康会」代表を務める映画監督。十代の頃からお笑い芸人として活動、コンビ解散後に完全独学で映画制作の道へと進む。商業映画も手掛けつつ、独立プロダクション形式で本当に作りたいオリジナリティ溢れる作品を創作。制作された作品は、国内外70を超える映画祭で受賞。近年では、『ライブハウス レクイエム』が関西でもMOOSIC LAB 2015や中之島映画祭等で上映された。

 

映画『ミスムーンライト』は、新潟県新発田市を舞台に、地元の観光PRビデオ制作に奔走する人々の姿を、全5章からなる登場人物が撮影したPOV映像で描いた青春群像劇。女子高生のマキは映像部の仲間たちと観光PRビデオを撮影したが、平凡すぎる仕上がりに不満を抱えていた。そんな中、新たな企画を思いついた彼女は部員や顧問らを説得し、春休みの合宿で再撮影に臨むことに。アイドル活動を行なうマキの従妹ミサコや、元映像ディレクターの博和ら助っ人も加わり、撮影を開始するが……

 

映画『ミスムーンライト』は、11月11日(土)より、イオンシネマ和歌山で上映。また、11月12日(日)には、第11回田辺・弁慶映画祭にて、Kisssh-Kissssssh映画祭との連携上映として『ミスムーンライト』も上映される。

地元の観光PRのために、リアルに”一肌脱ぐ”というぶっ飛んだ設定にまず驚かされる。出演者の皆さんや地元の方々はその気持ちをどこまで受け入れたのか気になってしまう。でも、それは作品を観れば、思いっ切りやっていることが観てわかるので、観客側も楽しめる作品となっている。

松本卓也監督は、作品のどこかにぶっ飛んだ設定を取り込んでおり、普通ではない作品を撮りたい拘りが伺える。例え、反対があろうとも、自分が撮りたい映像に拘るパンクでインディペンデントな精神を感じた。おもしろいことをやりきった本作は、オリジナリティあふれるエンターテイメントとして成立していることを讃えたい。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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