冴えない40代男の格闘技に挑戦する姿を描く映画『パンチメン』!シアターセブンで上映開始!
世の中からの疎外感と向き合う人々の戦いを描く映画『パンチメン』が10月22日(土)より大阪・十三のシアターセブンで上映。公開初日には、主演の仁科貴さんと大宮将司さん、中間健詞監督による舞台挨拶が行われた。
映画『パンチメン』は、冴えない40代男が格闘技に挑戦する哀愁に満ちた格闘技喜劇。なにをやってもうまくいかない中年サラリーマン菊池浩二は妻子にも見放され、無気力な毎日を過ごしている。そんな菊池が仕事での大失態の後、運命のように辿り着いたのは謎の地下組織「パンチメンスタジアム」。そこには一見アホみたいだけど、真剣に戦う戦力外の老若男女の姿があった。中でも菊池の心を鷲掴みにしたのは無敵のファイター、北直樹。北の「影のある強さ」に惹かれ、菊池はスタジアムに通うようになる。果たして彼らが戦いに求めるものとは…
上映後、仁科貴さんと大宮将司さん、中間監督が登壇。満員大入りとなった初日、中間監督から「やっと大阪に帰ってくることが出来ました。99%、大阪で撮った映画をようやく大阪で上映出来ました」と想いが溢れていた。仁科さんも「感無量です」、大宮さんからも「大阪出身なので、故郷に錦を飾りました」と感謝を伝えると共に舞台挨拶は始まった。
本作の制作について、中間監督は「エキストラの方を含めて人手が足りず足りず、撮影の2,3日前でどうにか集まった」と大変さを語る。監督にとって、奇跡のシーンがたくさん撮れて今作は「中休みの1日を含めて8日間で撮影したが、3,4日目にはパンチメンスタジアムの場所を借りる許可が出た。大変だったが、現場は殺伐とせず、仕上がりには辛さが入り込んでいないので『パンチメン』は何度観ても凄い」と感じている。2日間かけて撮影したリングでのシーンは「初日の夕方には仁科さんが肩を脱臼し靱帯も損傷して亜脱臼となった。整体の先生に来てもらって現場で”神の手”でどうしかしてもらった」と明かす。そこまでの苦労を経て完成した本作について「おかげさまで良い作品が出来上がりました」と中間監督は満足している。
最後に、仁科さんから「初めての主演作を長編として制作して頂いた。皆さんの心に残れば僕の人生の記念碑です」と感謝を伝えた。中間監督からは「これから1週間と上映続きます。ぜひともこの1週間で観たことある人を増やしたい」とお願いすると共に感謝を伝え、舞台挨拶を終えた。
映画『パンチメン』は、短編作品『Sushi japan』と併せて10月21日(土)から10月27日(金)まで大阪・十三のシアターセブンで公開。18:25~の上映にて、一般1,500円専門・大学生1,200円シニア1,100円中学生・高校生1,000円小学生以下700円シアターセブン会員1,000円となっている。なお、上映後は連日、出演者や関係者による 舞台挨拶を予定。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
- 最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!