たった1人で学校ストライキを始めた環境活動家グレタに密着したドキュメンタリー『グレタ ひとりぼっちの挑戦』がいよいよ劇場公開!
(C)2020 B-Reel Films AB, All rights reserved.
フォーブス誌やタイム誌も取り上げた、スウェーデンの若き環境活動家であるグレタ・トゥーンベリに迫ったドキュメンタリー『グレタ ひとりぼっちの挑戦』が10月22日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』は、スウェーデンの若き環境活動家グレタ・トゥーンベリの素顔に迫ったドキュメンタリー。2018年8月、当時15歳のグレタは気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、たったひとりで国会議事堂前に座り込み、学校ストライキを始めた。毎週金曜日に行っていたこの活動は世界中の多くの若者の心を動かし、数カ月のうちに国内外へ広がる一大ムーブメントとなった。その後、2019年のニューヨーク国連本部での気候行動サミットで涙ながらに訴えたスピーチで、グレタはさらに注目を浴びる存在となっていく。映画では、気候問題に関する専門的知識と揺るぎない覚悟を持つ彼女が国連総長アントニオ・グテーレスやフランスのエマニュエル・マクロン大統領、ローマ教皇ら世界のリーダーたちと議論を重ねる姿を捉えると同時に、世界的に注目を集める1年以上も前から彼女に密着し、動物たちと戯れるリラックスした姿や、自身のアスペルガーの症状について冷静に分析する様子、重圧と向き合い葛藤する姿、そして彼女の行動を支える家族の姿も映し出す。
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映画『グレタ ひとりぼっちの挑戦』は、10月22日(金)より全国の劇場で公開。関西では、10月22日(金)より大阪・梅田のシネ・リーブル梅田や難波のなんばパークスシネマ、京都・烏丸の京都シネマ、兵庫・尼崎のMOVIXあまがさき、10月29日(金)より神戸・三宮のシネ・リーブル神戸で公開。
本作は、気候変動に対する政府の無関心に抗議するため、スウェーデンのストックホルムにある国会議事堂の前で学校ストライキを初めた当時15歳のグレタ・トゥーンベリの生き方に迫った作品。彼女のように幼い頃からTV番組等から環境問題について知り、興味は絶えずあったが、グレタのように具体的な大きなアクションをしたことはなかった。どちらかと云えば、身近にいた大人は世間の報道を否定しコストがかかることを問題視しており、現実を突きつけられた覚えがある。
グレタ自身も応援だけでなく数えきれない非難や無視を受けたことだろう。学校の授業で環境問題に関する映画を観て、摂食障害になるほどショックを受け、後にアスペルガー症候群に診断されたのなら。ルーティンを保った生活や、良き意味で孤独を好む彼女なら、どれほどアクションすることが不可になったのか、本作を観ているだけでも伝わってくる。現在も絶えずに活動を続けているグレタ。我々、大人に突きつけられた問題について考え続けていかなければならない。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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