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1998年長野オリンピックスキージャンプ団体戦の栄光を陰で支えた25人のテストジャンパー達を描く『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』がいよいよ劇場公開!

2021年6月14日

(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会

 

1998年の長野冬季オリンピックで金メダルを獲得したスキージャンプ団体競技の実話に基づく人間ドラマ『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』が6月18日(金)より全国の劇場で公開される。

 

映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は、1998年長野五輪でのスキージャンプ団体の金メダル獲得を陰で支えたテストジャンパーたちの知られざる実話を映画化。スキージャンパーの西方仁也は1994年リレハンメル五輪の団体戦で日本代表を牽引するが惜しくも金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも腰の故障により代表を落選してしまう。悔しさに打ちひしがれる中、競技前にジャンプ台に危険がないかを確認するテストジャンパーとして長野五輪への参加を依頼された彼は、裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、それぞれの思いを抱えて集まったテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして五輪本番、1本目のジャンプを失敗した日本が逆転を狙う中、猛吹雪によって競技が中断。審判員たちは「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技を再開する」という判断を下し、日本の金メダルへの道は西方をはじめとしたテストジャンパーたちに託されることになる。

 

本作では、田中圭さんが演じる主人公の西方仁也ほか、『カメラを止めるな!』の濱津隆之さんが演じる原田雅彦ら、実在のスキージャンパーが劇中に多数登場。監督は『荒川アンダー ザ ブリッジ』『虹色デイズ』の飯塚健さんが務めた。

 

(C)2021映画「ヒノマルソウル」製作委員会

 

映画『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』は、6月18日(金)より全国の劇場で公開。

縁の下の力持ちという言葉がある。まさに、テストジャンパー達が縁の下の力持ちとなり、長野オリンピック金メダル達成があったと云っても過言ではない。本作では、テストジャンパーの話だけではなく、代表陣の勝ちに対する拘りの描写や、チーム競技ならではの責任、味方に迷惑をかけられないプレッシャーと常に戦う様子が映し出される。一方で、代表から外れ、自己の存在理由すら疑ってしまう程の挫折に直面した西方は、希望すら見えない世界で、命すら危険にさらすテストジャンパーという仕事を受ける。テストジャンパー達の勇気や想いをこめた命懸けのジャンプでも、観客から見ればただの準備でしかない。無関心というのは、時折なによりも恐怖を感じる。五輪を前にした今の日本、決して表舞台には注目されることがない仕事でも、命を賭して襷を繋いでいる人達がいることを肝に銘じたい。

fromねむひら

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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