恋愛経験ゼロの地味系女子大生と両親の再婚で義弟になった女癖が悪いクール系モテ男の関係を描く『ライアー×ライアー』がいよいよ劇場公開!
(C) 2021『ライアー×ライアー』製作委員会
地味な女子大生がギャルメイクをしたことで巻き起こる、義弟や幼なじみとの恋愛騒動を描く『ライアー×ライアー』が2月19日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『ライアー×ライアー』は、クールでイケメンな同い年の義理の弟と、ギャルJKのフリをした恋愛経験ゼロの地味系女子が織り成すラブストーリーを描く。地味で恋愛経験もない女子大生の湊は、両親の再婚で義理の弟になった同い年の透と同居しているが、無愛想でイケメンで女癖の悪い透のせいで2人の仲はギキシャクし、お互いに冷たい態度を取り合っている。そんなある日、親友の真樹の頼みで高校の制服にギャルメイクで街に出た湊は、街中で透に遭遇してしまう。とっさに女子高生の「みな」だとウソをついた湊だったが、それを信じた透が、みなにアプローチをかけてくる。思いがけず健気で一途な透に、真相を明かすことができなくなってしまった湊は、みなとして透と付き合うことになるが…
本作は、「SixTONES」の松村北斗さんと『ラストレター』『天気の子』の森七菜さんがダブル主演を務め、金田一蓮十郎さんのコミックを実写映画化。小関裕太さん、堀田真由さん、七五三掛龍也さん(Travis Japan / ジャニーズJr.)らもキャストに名を連ねた。監督は『百瀬、こっちを向いて。』『MARS(マース)ただ、君を愛してる』の耶雲哉治さんが務める。
(C) 2021『ライアー×ライアー』製作委員会
映画『ライアー×ライアー』は、2月19日(金)より全国の劇場で公開。
森七菜さんの変貌ぶりに驚くばかり。昨年の『ラストレター』でも見せたあどけない少女の姿をこんなにもコギャル風に変えられるなんて!ウィッグを付けてメイクをするだけでこんなにもイメージを変えられるもんなんですね。そして、彼女をアシストしていく堀田真由さんの助演も上手い。つい先日観た『劇場版 殺意の道程』でも見事なキャラクターを演じきっており、今後もコンスタントに”おいしい”ポジションの役柄を演じてほしい。
両親の再婚によって義理の姉弟になってしまった主人公の二人。姉が別人になることで弟の生き方変化していく。最終的に2人は…となっていくが、クライマックスまで観ると、川原泉さんの漫画「3月革命」に近いテイストがあると感じた。原作の金田一蓮十郎 さん(女性)も読んでいたのだろうか。インスパイアされた作品も聞いてみたい。松村北斗さん演じる弟は重い問題を抱える登場人物として描いており、繊細な心理描写を見事に演じており、翻って弟らしい可愛さに溢れており、ファンには堪らないだろう。どんな未来が待っていようとも2人は幸あれ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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