ある秘密を抱えた高校生と、1974年から来た謎の少女のひと夏を描く青春ラブストーリー『どこよりも遠い場所にいる君へ』がいよいよ劇場公開!
©阿部暁子/集英社・『どこよりも遠い場所にいる君へ』製作委員会
ある秘密を抱えて離島の高校に進学した少年と、神隠しの入り江で発見された記憶を失った少女の姿を描く『どこよりも遠い場所にいる君へ』が10月9日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』…
豊かな自然にあふれた離島である采岐島。その島には、”神隠しの入り江”と呼ばれる場所があった。とある事情で都会を離れ、采岐島の高校に進学した少年である月ヶ瀬和希は、ある初夏の日、神隠しの入り江で倒れている少女を発見する。少女の名は秋鹿七緒といい、身元不明のため、和希とともに彼女を救助した高津という男性に保護されることになる。七緒のことが気になる和希はたびたび彼女を訪ね、少しずつ距離を縮めていくが、やがて七緒から驚くべき言葉を告げられる。
本作では、「カフネ」で第22回本屋大賞を受賞した阿部暁子さんによる人気青春小説「どこよりも遠い場所にいる君へ」をアニメーション映画化。和希役を石橋陽彩さん、七緒役を永瀬アンナさん、和希の同級生である尾崎幹也役を土屋神葉さんが務めるなど若手注目声優が集結。物語の鍵を握る男である高津役の声を、俳優の玉木宏さんが担当する。監督はテレビアニメ「HIGH CARD」の和田純一さん、脚本は『ストロボ・エッジ』『ジョゼと虎と魚たち』の桑村さや香さん。キャラクターデザイン・総作画監督を『超かぐや姫!』のへちまさん、音楽を中村弘二さんが手がける。アニメーション制作は老舗アニメスタジオのトムス・エンタテインメントが手掛けた。

©阿部暁子/集英社・『どこよりも遠い場所にいる君へ』製作委員会
映画『どこよりも遠い場所にいる君へ』は、10月2日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のなんばパークスシネマ、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、神戸・三宮のkino cinema 神戸国際等で公開。
時を超えて出会った少年と少女が、互いの心に触れながら、それぞれが抱える過去と向き合っていく。離島の美しい風景を舞台に、青春のきらめきと切なさ、そして誰かを想うことの尊さを描いた物語に引き込まれた。記憶を失った少女、七緒が何者なのか。その謎を追いながら物語が進むにつれ、島に残された過去と現在が少しずつ繋がっていく。そして、最後に明かされる真実によって、それまでの出来事の見え方が変わっていく展開にも驚くばかり。それまでの出来事を振り返ると、そこに込められていた想いの深さにも気づかされてしまう。原作者の阿部暁子さんが描く、人と人が思い合う物語の魅力に加え、アニメーションならではの美しい映像と音楽も本作を彩っている。その中でも、物語の鍵を握る高津役を担当する玉木宏さんの声が、謎めいた人物の存在感を際立たせており、印象的なキャラクターとして描かれていた。時を超えても消えることのない想いが、観る者の心にも静かに残っていく青春ファンタジーでありながら、珠玉の作品として届けられることが本当に喜ばしい限りだ。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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