両手が触手と化した高校生の激闘を描いた青春SFアクション『キラークイーン/Phantom School』がいよいよ劇場公開!
©2026 Metalmaster Films
宇宙生物との遭遇で腕が触手になる能力を得た女子高校生が、闘う姿の動画をネットに拡散されたことから追われる身となる『キラークイーン/Phantom School』が5月23日(土)より劇場で公開される。
映画『キラークイーン/Phantom School』は、宇宙生物に寄生されたことで両手が触手と化す能力を得た女子高生の戦いを描いたインディーズのSFアクション『キラークイーン/Beyond School』の続編。マルチバース(多元宇宙)という新たな要素を取り入れ、主人公レイナのさらなる戦いを描く。宇宙生物との遭遇を経て特殊な力を手にした業力レイナと親友の三河アンズ。ある日、動画配信者の友人がレイナの戦闘シーンを公開してしまったことをきっかけに、ふたりは実業家である立花アニーのもとを訪れる。だがアニーは人工的にマルチバースを生成する研究を進めており、偶然にも3人は異世界へと飲み込まれてしまう。そこで彼女たちは、元の世界へ戻る手がかりとされる“幻の学校”の存在を知るが、探索の中でアンズはアニーの亡き恋人の怨霊に憑依されてしまう。
本作では、主演はサラハさん、共演に愛子さんら前作キャストが続投し、新たな顔ぶれも加わる。監督・脚本・撮影・編集・VFXまでを一手に担う高橋佑輔さんが、触手×青春×SFという異色の世界観を前作からさらに深化させて描いた。
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©2026 Metalmaster Films
映画『キラークイーン/Phantom School』は、5月23日(土)より東京・池袋の池袋シネマ・ロサで公開。関西では、6月6日(土)より大阪・十三のシアターセブンで公開。
”触手”と聞くと、どのようなイメージがあるだろうか。蛸の足みたいな形状でヌルヌルとした気持ち悪そうなものを想像してしまう方も多いはず。この『キラークイーン』シリーズで登場する触手は、気持ち悪さを優先しておらず、ヌルヌルとした気配はあれど、鋼鉄らしさを感じさせる代物である。この意外性には注目しておきたい。本シリーズは本作を含めて3作も制作されてる。1作目の『キラークイーン/BEGINS』では、隕石をきっかけにして宇宙人に寄生された女子高生らに触手が生えてきて、2作目の『キラークイーン/Beyond School』では、夏季補修中の高校で、一大触手バトルが繰り広げられた。そして、3作目である本作では、マルチバースの要素を取り入れられ、もはや触手を大きくフィーチャーしておらず、飛び道具的ポジションとなっている。”Phantom School”というサブタイトルの如く、マルチバースにある幻の学校が登場したり、幽霊に”寄生”されたりと、本シリーズ上これまでにないレベルの解釈を以てストーリーが展開されていく。そこには、一貫して怪奇小説家H・P・ラヴクラフトやクトゥルフ神話を想起させるような映像表現があり、妖しげな魅力に惹き込まれてしまう。さらに、マルチバースの要素が加わったことで、ストーリーテリングは幾らでも拡張されており、収拾がつかなくなりそうだが、紙一重で纏めていることも秀逸だ。だが、無限大にストーリーは作られていきそうなので、今後も楽しみにしておきたいシリーズ作品作品である。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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