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中国のコンテンポラリーダンサー、XiXiを追うドキュメンタリー『XiXi、私を踊る』がいよいよ劇場公開!

2026年3月31日

©SVEMIRKO AUDIOVISUAL ART PRODUCTIONS

 

自由な魂を求めて旅を続ける中国のコンテンポラリーダンサーXiXiの日常を通して、監督自らがトラウマと向き合った7年間を映し出す『XiXi、私を踊る』が4月4日(土)より全国の劇場で公開される。

 

映画『XiXi、私を踊る』は、本作が長編初監督となる台湾出身のウー・ファン監督が、ベルリンで偶然出会った個性的な中国人ダンサー・XiXi(シィシィ)との絆を描き、2人の女性のみずみずしい生の在り様をとらえたドキュメンタリー。台湾からヨーロッパに留学していたウー・ファン監督は、中国人のコンテンポラリーダンサー・XiXiとベルリンで出会う。自由な鳥のように踊るXiXiの姿に強烈に惹かれたファン監督は、彼女の日常を撮影しはじめる。ダンサーとしてヨーロッパを放浪しながら自由な魂を探す旅を続けるXiXiの姿は、ファン監督の目には羽ばたくことを恐れぬ野生の鳥のように美しく映った。その一方で、XiXiは元夫メデリックと連絡を取りながら、たまに会うことを許されている娘・ニナに惜しみなく愛情を注いでいた。やがてファン監督のカメラは、XiXiの人生に潜んだ過去の深い傷をとらえはじめる。そしてそれはファン監督自身が家族のトラウマと向き合うきっかけとなっていく。Hot Docsカナダ国際ドキュメンタリー映画祭2024にてEmerging International Filmmaker Awardを受賞した。

 

©SVEMIRKO AUDIOVISUAL ART PRODUCTIONS

 

映画『XiXi、私を踊る』は、4月4日(土)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・十三の第七藝術劇場や京都・出町柳の出町座や神戸・元町の元町映画館で公開予定。

本作を通じて初めて知ったコンテンポラリーダンサーのXiXi(シィシィ)。本作を手掛けたウー・ファン監督がインターン先のベルリンで偶然にも出会ってしまったのなら、映画監督として興味を惹かれざるを得ない。所謂、実験映画の被対象者としては最適の存在である。そこで、彼女の日常を撮影していく中で、至るところで自由に踊る姿は、唯一無二の存在であったのではないだろうか。次第に、XiXiが踊り、生きていく上で核となるものを見出していく。それは、元夫と連絡を取りながら偶に会うことを許されている娘の存在である。際限なく愛情を注げる娘がいるからこそ、踊り続けることができるのだろう。そして、本作の終盤では、XiXiの人生に潜んだ過去の深い傷を与えた存在とも対面していくことになる。それは、監督自身が共鳴せざるを得なかった。その光景を見ながら、自分自身にとっても重なることが多く見受けられ、これは国は違えど、世界中で同様のことが起きているんだな、と納得せざるを得なかった。だからこそ、XiXiはコンテンポラリーダンスに自由を見出し、現在の生き方があるのだな、と思わずにはいられない。そんな自由を求めて躍動するシスターフッド・ドキュメンタリーをじっくりと観届けてほしい限りだ。

キネ坊主
映画ライター
映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
最新のイベントレポート、インタビュー、コラム、ニュースなど、映画に関する多彩なコンテンツをお伝えします!

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