夢と現実の狭間でギャップに苦しむ若者を描いたクライムサスペンス『MAMMON』が劇場公開!
©ガムシャラ倶楽部
東京で写真家を目指していた青年が、コロナ禍をきっかけに、古い友人と犯罪に手を染め破滅の道を歩む過程を描く『MAMMON』が3月28日(土)より劇場で公開される。
映画『MAMMON』は、近年社会問題化している”闇バイト”を題材に、夢や理想を抱きながらも現実とのギャップに苦しむ平凡な若者たちが、何気ない選択をきっかけに取り返しのつかない闇に堕ちていく姿を描いたクライムサスペンス。東京でアルバイトをしながら写真家を目指すレイジは、古くからの友人ユウヤが就職したと聞き、もう1人の友人もっちゃんも交えて3人で集まることになる。久々に再会した彼らはユウヤの就職を喜び合うが、希望を掴みかけているレイジとユウヤとは反対に、もっちゃんは犯罪に手を伸ばしていた。半年後、コロナ禍をきっかけに解雇されたユウヤは、もっちゃんとともに犯罪に手を染めてしまう。一方、レイジにはミナという大切な恋人がいたが、ある事件によって追い詰められ、自ら破滅への道を突き進んでいく。
本作では、縦型ショートドラマで注目を集める俳優の徳弘大和さん、森下開さん、川﨑雄斗さんによるクリエイターチーム”ガムシャラ倶楽部”が企画・プロデュースを手がけ、徳弘さんがレイジ、森下さんがもっちゃん、川﨑さんがユウヤをそれぞれ演じた。映像監督の松浪慈太さんが監督・脚本を担当している。

©ガムシャラ倶楽部
映画『MAMMON』は、3月28日(土)より東京・新宿のK’s cinemaにて1週間限定公開。
関西出身の現役役者でありながら、脚本や編集まで全てこなす3人によって構成されているクリエイターチーム”ガムシャラ倶楽部”。2022年に結成し、SNSを中心に縦型ショートドラマを発信している。今回、“スクリーンで物語を届けたい”という思いで、SNS発のクリエイターとして次なるステージへと踏み出した作品が本作だ。今回、試写をさせていただいたが、64分の作品でありながら、2時間規模の映画を観た後のずっしりとした気持ちにならざるを得なかった。作中で中心となっている題材は、コロナ禍によって仕事が出来なくなってしまった若者が手を出してしまった”闇バイト”。所謂”半グレ”のボス的存在から指示を受けながら、特殊詐欺の類を繰り返していく様子を映し出していく。警察にバレないように犯罪を繰り返し、大金を手にすることになった彼等。だが、犯罪に手を染める前に戻ることは最早不可能だ。気づけば、いつかは限界にぶち当たったり、トラブルに巻き込まれたりすることからも避けられない。最終的に、こんな風にして自らの立場を破滅に追いやってしまうのか…とやるせない気持ちになってしまった。そんな風に観客の気持ちを変化させてしまう作品を製作したガムシャラ倶楽部は、次にどのような作品を手掛けていくのか、今から楽しみで仕方がない。今回は、東京・新宿のK’s cinemaにて1週間限定公開だが、是非とも関西の劇場での公開を楽しみにしておこう。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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