70代になったのカースケとグズ六とオメダの姿を描く『五十年目の俺たちの旅』がいよいよ劇場公開!
©「五十年目の俺たちの旅」製作委員会
1975年の放送から50周年を迎える、TVドラマ「俺たちの旅」シリーズの初の映画化である『五十年目の俺たちの旅』が1月9日(金)より全国の劇場で公開される。
映画『五十年目の俺たちの旅』は、昭和の青春を象徴する名作ドラマシリーズ「俺たちの旅」を初映画化。1975年に日本テレビ系列で連続ドラマとして放送開始され、その後も主人公たちの人生の節目ごとにスペシャルドラマが制作されてきたシリーズの20年ぶりとなる続編で、主演の中村雅俊さんが映画初監督を務めた。カースケこと津村浩介と、大学時代の同級生のオメダこと神崎隆夫、カースケの小学校の先輩であるグズ六こと熊沢伸六の3人は70代を迎え、すでに50年以上の付きあいとなった。カースケは小さな町工場を経営し、オメダは鳥取県の米子市長、グズ六は介護施設の理事長として、それぞれ平穏な日々を過ごしている。そんなある日、カースケの工場にオメダが訪ねてくるが、オメダは思いつめた様子ですぐに帰ってしまう。また別の日、カースケの工場で製作中のポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を見つけたカースケは、20年前に病死した元恋人の洋子との思い出を懐かしむが、グズ六から彼女が生きているという驚きの情報を聞かされる。
本作では、カースケ役の中村雅俊さん、グズ六役の秋野太作さん、オメダ役の田中健さん、オメダの妹である真弓役の岡田奈々さんらオリジナルキャストに加え、オメダの娘である真理役で前田亜季さん、カースケの工場の従業員である紗矢役で水谷果穂さん、青年の克史役で福士誠治さん、オメダの妻である小枝子役で左時枝さんが出演している。

©「五十年目の俺たちの旅」製作委員会
映画『五十年目の俺たちの旅』は、1月9日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田の大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都、神戸・三宮のOSシネマズミント神戸等で公開。
小生が生まれる前、1975年10月から日本テレビ系で放送された「俺たちの旅」。歳が少しだけ離れているけれども、3人の幼馴染を中心に織りなす友情と青春群像を活写し、人生にもがきながらも生きることの意味を見つける様子を描いた青春群像劇だ。主題歌「俺たちの旅」は売上87万枚の大ヒットを記録し、中村雅俊さん演じるカースケの下駄・ジーパンのスタイルは当時の若者たちに大流行したと聞くと、1970年代でどれだけ一世を風靡したのか実感してしまう。ドラマが終了後、10年ごとにスペシャルドラマが3度発表されてきたが、40周年のスペシャルドラマ制作を前にチーフディレクターを務めた齋藤光正さんが亡くなった。「彼でなければこの物語の世界観は作れない」という判断により、制作が断念されたが、50周年を迎える今年に「もう一度あの3人に会いたい」という多くの期待の声に応え、新たな物語として映画が作られることになったというわけだ。そして、中村雅俊さんが初監督作品として引き継ぎ、ドラマシリーズから携わってきた鎌田敏夫さんが企画・脚本として参加し万全の布陣だ。そして、今回のストーリーは、70代を迎えた3人の中で、オメダが改めて人生に迷いを感じてしまったことから展開していく。昭和の時代を沸き立たせた3人の友情が、令和の時代でも通じるのか、が本作のポイントでもあろうか。どんな時においても3人による友情の結束は接して切ることが出来ないが、周囲にとっては理解し難いものかもしれない。だが、3人にしかできない理解できない世界があるからこそ、たとえ”友だちごっこ”と言われようとも、心の奥底で鼓舞し合える関係性が築かれていることに気づかされる。作中には過去のドラマ映像が交えられながら、令和の時代だからこそのドラマがあり、往年のファンも、当時を知らずとも気になってしまった方も、思い切って劇場で「俺たちの旅」の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
- キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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