一肌恋しくなったら『トリツカレ男』で暖を取りに映画館へ来てください…佐野晶哉さんを迎えスペシャル点灯式 ㏌ あべのハルカス開催!
 
                                        夢中になると、他が目に入らなくなる男性が、一目惚れした少女の心配事を密かに解決していく『トリツカレ男』が11月7日(金)より全国の劇場で公開。10月30日(木)には、大阪・阿倍野のあべのハルカス16Fの屋外庭園にAぇ! groupの佐野晶哉さんを迎え『トリツカレ男』スペシャル点灯式 ㏌ あべのハルカスが開催された。
映画『トリツカレ男』は、小説家のいしいしんじさんによる小説をアニメーション映画化した、ミュージカル仕立てのラブストーリー。何かに夢中になると他のことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街の人々から「トリツカレ男」と呼ばれている。彼がとりつかれるものは、三段跳びや探偵、歌など、誰も予想できないものばかり。ジュゼッペは行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちに、ネズミ語をマスターする。ある日、昆虫採集に夢中になっていたジュゼッペは、公園で風船売りをしているペチカに一目ぼれし、今度は彼女に夢中になる。勇気を出してペチカに話しかけるジュゼッペだったが、彼女は心に悲しみを抱えていた。ジュゼッペは大好きなペチカのため、相棒シエロとともに、これまでとりつかれてきた数々の技を使って彼女の心配事をこっそり解決していく。アイドルグループAぇ! groupの佐野晶哉さんが主人公ジュゼッペ、俳優・歌手の上白石萌歌さんがペチカの声を演じ、それぞれ劇中歌の歌唱も担当。『映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』の髙橋渉さんが監督を務め、『サマーフィルムにのって』の三浦直之さんが脚本、バンドAwesome City Clubのatagiさんが音楽を手がけた。
今回、10月31日(金)から「あべのハルカス 天空のイルミネーション 2025」が実施されるにあたり、スペシャル点灯式を実施。Aぇ! groupの佐野晶哉さんが登壇し、賑やかな点灯式となった。
昨年、Aぇ! groupがデビューするタイミングで東京タワーでの点灯式を行い東京を照らしたことから、佐野さんは「今年は関西を照らし、幸せです」と喜んでいる。そして、早速、5カウントの後、点灯ボタンを押し、Awesome City Clubの楽曲「ファンファーレ」と共に華やかなイルミネーションが屋外庭園を彩っていく。その光景を目の当たりにしながら、後方にある花のオブジェを見つけ「この花が偶然にも『トリツカレ男』の世界観に…作品に出てきそうなカラーですごい素敵です。作品ともぴったりな感じがします」と反応。今年のイルミネーションは”天空のファンタジア”がテーマであり「タイトル通りのピッタリなイルミネーションです。素敵です」と気に入っていた。
関西出身の佐野さんは、あべのハルカスにはプライベートでもよく来ており、WEST.とAぇ! groupでYouTube上でのコラボレーションもしていたようだ。また、御堂筋のイルミネーションも気に入っており「そのイルミネーションを通った先の松竹座。冬といえば、僕たち関西ジュニア時代は毎年、冬に1ヶ月間、”冬松竹”というクリスマスコンサートみたいなことをしていて。毎年、冬は1ヶ月間松竹座に捧げていたので、冬休み1ヶ月間はそのイメージが濃いですね」と印象深く「でっかいプレゼントボックスみたいなものを舞台上で運んで…夏松竹みたいなものはあまりガッツリ関わらせてもらっていなくて、梅芸でのライブがあって、その次にしっかりと関わらせてもらったのが冬の松竹座からだったので、僕のアイドル人生のスタートみたいなイメージがありますね。青春が全部詰まってます、大阪に」と振り返る。

今週、10月27日(月)には、東京国際映画祭が開幕し、レッドカーペットを歩いており「気持ちかったですね。人生で1番に自分をスターへと錯覚させてもらえる30分間でした」と話す程に楽しんだ。その時の華やかさを思い出しながらも、今回のイルミネーションを見て「このキラキラ感ありましたね」と思い返す。当日は、スタイリストが用意した三着の衣装の中から、肩の周りにキラキラとした刺繍が入ったジャケット着ており「今日もキラキラしてて、あの日もキラキラしてて、最近はずっとキラキラしっぱなしです」と話し、華やかな日々を送っているようだ。
本作の公開を来週に控え、現在はドキドキとしており「今年の頭ぐらいに僕たちは声を入れさせていただいて、命を吹き込ませていただいて、そこから約1年間ずっと今か今かと公開を楽しみにしていたので、やっと見てもらえるんだ、というワクワクと、ジュゼッペという魅力的なキャラクターの良さがもう全国に伝わったらいいな、伝わるかな」とワクワクした様々な感情に満たされている。演じたジュゼッペについて「空を飛んでいるシーンが楽しかったですね。ミュージカルアニメーションなので、歌唱のシーンも沢山あるんですけど、歌唱のシーン中に空を飛びながら歌っている。空を飛んでいる時は、歌ではなくて笑い声みたいなものを入れてるシーンがあるんです」と挙げ「ドラマとか映画とか実写で自分自身が身体で出演しているものではできないような、空を飛ぶ、とかのアニメーションならではの世界にジュゼッペという体を借りて僕も入り込めていたので、空を飛んでるような楽しい気分で笑っているようなアフレコは楽しかったですね」とアニメーションならではの醍醐味を語った。
主題歌や劇中のオリジナルソングをAwesome City Clubのatagiさんが制作しており「全曲、素晴らし過ぎます」と絶賛。とはいえ「素晴らしすぎて、唯一無二な分、自分の歌唱力で表現するのは難しかったですね。atagiさんが仮歌を入れてくださっているんです。それを仮歌と呼んでいいのか分からないですけど、そのデモの音源の声がatagiさんなんですけど、120点の歌唱をされているから、その声を聞いて監督や音響監督のハードルが上がりきった状態での僕のレコーディングなので、それを超えるわけではないですけど、その別のフィールドでジュゼッペとして120点を出すのは大変でしたね」と打ち明けた。そして、その成果について「130点出ました」と自信があるようだ。
最後に、佐野さんは「僕がこのボタン押して点灯した瞬間、すごい勢いで風が吹いて一気に寒くなりましたね。秋が来て冬が来て、一肌恋しくなる季節だと思います。一肌恋しくなったら是非、映画『トリツカレ男』で暖を取りに来てください。ホントに優しさに溢れた温もりのある作品だと思います。ぜひ家族とか友達とか恋人とか大切な人と何度も劇場で楽しんでいただけたら嬉しいです。映画館で待ってます」と伝え、イベントを締め括った。

©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会
映画『トリツカレ男』が11月7日(金)より全国の劇場で公開。関西では、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田や大阪ステーションシティシネマや難波のTOHOシネマズなんば、京都・二条のTOHOシネマズ二条や三条のMOVIX京都や九条のT・ジョイ京都、兵庫・神戸のOSシネマズミント神戸等で公開。なお、「あべのハルカス 天空のイルミネーション 2025」は2025年10月31日(金)から2026年2月28日(土)まで開催。
 
                        - キネ坊主
- 映画ライター
- 映画館で年間500本以上の作品を鑑賞する映画ライター。
- 現在はオウンドメディア「キネ坊主」を中心に執筆。
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